7 ー過去編 ページ24
「まだ1人いるぞ……」
「なんで学園長と……」
「………」
「1度出ていったのはそういう事か……」
コツコツ……
お父……学園長の隣から離れ、闇の鏡の前に向かった。私が通ると自然と道が開き、皆興味津々で様子を伺っていた。
私は、鏡の前にたち、フードをとり、鏡と目を合わせた。
フードを取ると、周りは一気にざわついた。
「じょ、女子!?」
「なんでこんな所に……」
「男しか入れないだろ?」
「ほ、ほら、ポムフィオーレみたいな、美男子ってやつじゃ」
「いいえ、あの子は女の子よ。」
「え”!?」
「歩き方も、骨格も明らかに違うもの。当たり前でしょ?」
「汝の名を告げよ。」
『……A・クロウリーです。』
その名前を言うと、誰もが私に注目した。
「汝の魂は……………………………………」
ふっと一瞬、闇の鏡が迷ったような素振りを見せた。
『…?』
「………………………………アレンエルド寮!!」
「「「「「!?!?!?!?!?!?!?!?」」」」」」」
過去最高レベルじゃないか……というぐらい大きなざわめいた。
「汝の魂は、どの寮にも適している。魔力もとても強い。
その魔力をどう生かすかは……汝しだいである。」
『……そのお言葉、深く胸に留めさせていただきます。』
深々と頭を下げ、上げるとアレンエルド寮生がいると見られる場所へ歩みを進めた。
ざわめきは落ち着いたものの、ヒソヒソと話す声が辺りを漂っていた。
「……!!」
「(Aか……?)」
アレンエルド寮生の列に向かうと、みんな興味深そうに、しきりにこちらを見ていて、その中には何度か見かけたことのある人達もいた。
その後、学園長から私のことに対しての説明があり、入学式が終わった。
「君が、A・クロウリーさんですね。僕は寮長のハンズ。よろしく。」
『……よろしくお願いします。寮長。』
ニコニコと貼り付けたような笑みが特徴だなぁ、と思った。
こちらもニコリと微笑み返すと、満足気に前に戻って行った。
やがて、寮の移動があり、全員で移動した。
『……?』
はっきり言って、雰囲気が良くない。
それがアレンエルド寮の第一印象だった。
なんというか……先輩達が暗いのもその理由の1つだった。
『(なんで、皆、顔が暗いんだろう……入学生が来たら喜ぶんじゃ……)』
「さて、入学そうそう悪いけど、君たちは明日からここの寮の伝統を継いでもらうためにしばらく放課後は直ぐに戻ってきてもらうよ。」
「「「「『!?!?』」」」
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抹茶タピオカ2号 - とても面白かった! (2021年5月5日 0時) (レス) id: afc2ea72b7 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - ユノさん» そう言って貰えて嬉しいです!! (2021年2月8日 1時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 天さん» あ、そういえばそうでしたね!!ほとんど無意識で書いてました!!ありがとうございます!! (2021年2月8日 1時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - イラスト見ましたとてもかわいいかたです (2021年2月7日 15時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年1月29日 8時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tyina | 作成日時:2021年1月27日 22時