6 ｰ過去編 ページ23
4章後 ホリデー中 オクタヴィネルVIPルームにて
『どうして私が寮長になったか?』
「はい。」
調べ物もひと段落付き、息抜きでユウちゃんに会いに行くとフロイド君とジェイド君とアズール君がいた。
アズール君からこれからオクタヴィネルへと食事に行く、Aさんも一緒にどうですか、と誘われた。
初めは断ろうとしていたけど、ユウちゃんに聞きたいことがあると言われ、お邪魔することになったのだ。
『あれ、でもユウちゃんってリドル君とレオナさんとかと繋がりあるから聞いてたりとかは…?』
「リドル達はAを見習うように、としか言ってないんだゾ。」
『そうなの?』
「去年は、あれほど話題になってましたけどね。」
『フロイド君、ジェイド君。』
食器を片付けに言っていたフロイド君たちが戻ってきた。
「なになにー。リュウツカちゃんの寮長伝説?
オレ達、関わってたけど、あの頃、バタバタしてたからめっちゃ聞きたーい。」
「寮長伝説!?」
ユウちゃんはぎょっとしたようにフロイド君をガン見した。
『1部の生徒が、そう呼んでるの。リドル君が1週間で寮長倒したこととかの話のこととか。』
「特に、A様の伝説はすごいことになってましたよね。」
『私は普通に、当たり前の対処をしただけなんだけどなぁ……。』
「普通の対処してあんなに敬われることあるんですか?!」
「Aさん、何度も言いますが、あなたの対処は1つ前のアレンエルド寮を知る生徒からしてはかなり、いや比べ物にならないほどいい境遇となっているんですよ。」
アズール君がそう言って、ジェイド君が入れた紅茶を私の前に出した。
「オレ様、聞きたいんだゾ!!」
「私もです!!」
「オレも〜。」
『……わかったよ……』
5人(4人と1匹…?)の圧力に負け、話すことにした。
1年前……
『お父さ………学園長。』
「ん？」
『どうして私は、他の子たちと一緒では無いのですか?普通は鏡の間に集められるのでは……』
「A、君は特待生として、ナイトレイブンカレッジ初の女子生徒です。私自身からの説明がなければ驚くでしょう。」
コツコツ……とお父様と並んで、鏡の間に向かっていた。
ふと、空を見上げると、真っ暗な空に星と月が光澄んでいて、静かに風が吹いていた。
『…………』
「A、行きますよ。」
『はい。』
扉が開くと共に、全員の視線がコチラに注目した。
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抹茶タピオカ２号 - とても面白かった! (2021年5月5日 0時) (
レス) id: afc2ea72b7 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - ユノさん» そう言って貰えて嬉しいです!! (2021年2月8日 1時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 天さん» あ、そういえばそうでしたね!!ほとんど無意識で書いてました!!ありがとうございます!! (2021年2月8日 1時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - イラスト見ましたとてもかわいいかたです (2021年2月7日 15時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年1月29日 8時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tyina | 作成日時：2021年1月27日 22時
