＊10＊ ページ18
『それじゃあ、スハン、皆。1年生のこと頼んだよ。』
「……(ｺｸﾝ)」
「お任せ下さい。A寮長。」
「急いで帰ってこなくても大丈夫ですよ。」
『ふふ、ありがとう。』
そう寮生達に送り出され、私は図書室へ向かった。
……が、校内に入ると、どうも校内にいるゴースト達が騒がしく何か起こったのかと気になってしまい、話す絵画の人達の所へ先に向かうことにした。
『こんばんは。』
「あら、A。久しぶりね。」
真っ先に返事を返してくれたのはロザリアさんだった。
ロザリアさんの声をきっかけに次々に絵画さん達が話しかけてくれた。
「久しぶりだねぇ、お嬢様。」
「最近は、ケイトしか来てくれないから寂しかったんだよ。」
『ごめんなさい。色々ありまして…。』
「にしても、なんでこんな時間に?」
『絵画さんたちに聞きたいことが…少しいいですか?』
「ええ。何かしら?」
学校のゴーストが騒がしい、何かあったのかと聞くと、絵画さん達は口々に話し出した。
「何やら、昨日入学した生徒が問題起こしたらしい。」
「中庭か?」
「いや、食堂の方だって通って生徒が言ってたぞ。」
「なにか壊したとかなんとやら……」
「……まぁ、詳しいことは、食堂にいるゴースト達に聞く事ね。」
『情報ありがとうございます。』
私は、絵画のところから離れ、食堂に向かった。
食堂につき、ふと天井を見上げると、シャンデリアがひとつ無いことに気づいた。
「おー、Aお嬢。」
『こんばんは。何かあったんですか?』
「今年入ってきた１年坊4人?3人と1匹?がシャンデリアを壊して…この有様さ。」
『!?』
あまりの驚きに声が出なくなっていると、他のゴーストが出てきて口々に話していた。
「でも、どこの寮章もつけてない子は完全に巻き込まれだったよなぁ……」
「そーだな。何度も辞めるようにいってたのに他の奴らが聞かないでシャンデリア落として、学園長に怒られ……まぁ、災難すぎるな。」
『その子たちは今どこに?』
「何やらドワーフ鉱山に行って…」
「魔法石を取ってくるよう言われてたっけねぇ」
「そろそろ戻ってきてもいい頃じゃないかい?」
「どうなるのかはわからんが……学園長に聞くといいんじゃないかい?」
『……そうですか。』
ゴースト達にお礼を言うと、学園長室へ足を進めた。
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抹茶タピオカ２号 - とても面白かった! (2021年5月5日 0時) (
レス) id: afc2ea72b7 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - ユノさん» そう言って貰えて嬉しいです!! (2021年2月8日 1時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 天さん» あ、そういえばそうでしたね!!ほとんど無意識で書いてました!!ありがとうございます!! (2021年2月8日 1時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - イラスト見ましたとてもかわいいかたです (2021年2月7日 15時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年1月29日 8時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tyina | 作成日時：2021年1月27日 22時
