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ルール説明がされ、それぞれ対戦相手も決まり、平和な遊び()だとは理解しつつも、ちょっと嫌な予感のするえりはそっと手当の用具を隊員達に出させていた。

「いけェェ局長ォ!」
「死ねェ副長!」
「誰だ今死ねっつったの!!切腹だコラァ!」

……幕開けからかなり物騒だが、新八と山崎の解説の元、叩いてかぶってジャンケンポン陣地争奪大会が始まった。

1戦目ー近藤局長VSお妙さん

開始前に何かをお妙と新八が話し、やけに新八が焦ったところで試合は始まった。

「ハイ!!叩いてかぶってジャンケンポン!!」

近藤、グー お妙、パー

近藤は咄嗟にヘルメットを被った。

「おーっと、セーフぅ!!」
「セーフじゃない!!逃げろ近藤さん!!」
「え?」
「天魔外道皆仏性四魔三障成道来魔界仏界同如理一相平等……」(ゴゴゴゴゴ…)
「ちょ、お妙さん?コレ、もう…ヘルメット被ってるから…ちょっと?」

ドゴ!!!!!!!!

ドシャアア!!!!!!!!

「「「「((((;゚Д゚)))))))」」」」」
『(0_0)』←

「「「「(…………ルール関係ねーじゃん)」」」」

地に伏せた近藤の前に立つお妙を見て全員がそう思った。

「局長ォォォォ!!!」
「てめェ!!何しやがんだクソ女ァァ!!!!!」
「あ"〜〜〜〜〜?やんのかコラ」
「「「「「「すみませんでした」」」」」」」

その場にいた(えり、新八、山崎、妙、戦闘不能のゴリラ←)以外全員土下座した。

「新八君、君も大変だね…」
「もう慣れましたよ。」
『…えっと…横田さん、高本さん(モブ隊士達)、近藤さんの治療のためはしに寄せてください。』
「「は、はい」」

えりが指示を出し、近藤がど真ん中からすみに寄せられると再び試合は再開した。


2戦目ー沖田VS神楽

「えーと、局長が戦闘不能になったので、1戦目は無効試合とさせていただきます。2戦目の人は最低限のルールは守ってください…」

「「!!」」
「お"お"お"お"!!もう始まってんぞ!!」
「速ェェ!!ものスゲェ速ェェ!!」
「あまりの速さに2人ともメットとハンマー持ったままのよーに見えるぞ!!」

なかなか終わらない試合のためか、先程よりも盛り上がりが凄かった。
土方と銀時による親バカ(?)トークも後ろで繰り広げられており、えりはにこにこと周りを見ていたが……

『……ん?』

沖田と神楽の戦いに違和感を感じ、首をひねったところで周りもその違和感に気がついた。

「アレ!?ちょっと待て!!!」

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作者名:Tyina | 作成日時:2022年5月29日 23時

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