* ページ46
と…
「あぁ!!いたー!!よかった〜!!」
『?』
「伏黒さーん!!安倍川さーん!!」
「誰だっけ?」
「伏黒の後輩だろ」
「八十八橋って言ってたから……!!本っ当によかった!!」
先程の馬鹿Aのチャリの後ろに乗っている女子にAと伏黒は見覚えがあり、Aの方が先にその名前を口にした。
『藤沼さん?』
「「?」」
「同級生」
「姉ちゃんです」
「よかった…覚えてくれてて」
「昨日、姉ちゃんに伏黒さんと安倍川さんの話したんすけど…」
「あの…森下さんってご近所で葬式やってて……その人と八十八橋のこと調べてるってこの子に聞いたから…なにか関係あるのかなって…」
Aたちは顔を見合せ、新田が声を潜めて耳打ちをした。
「呪いの話はダメっすよ」
『藤沼さん、関係って……?』
「…」
「だから…森下さんが亡くなったことと橋が」
「関係ない、俺たちはただ」
「私、行ってるの、中二の夜、八十八橋に」
「(げっ)」
「最近、何かおうちで変なことおきないっすか?家族で自分だけが感じる違和感とか、」
「!」
心当たりがあったのか藤沼(姉)はハッとしたように顔を上げた。
「私の家、アンテナショップやってるんですけど、私が帰る時だけ、お店の自動ドアが開きっぱなしなんです。
お父さんもお母さんもたまたまだって言うんですけど…絶対何かいるんです…怖くて……そんな時伏黒くんたちの話を聞いて八十八橋のこと思い出して…」
「自動ドアの話はいつからっすか?」
「ちょうど1週間前から一日置き位…」
『……』
Aは全神経を張り巡らせ、じっと藤沼(姉)のことを見るとほんっっとに僅かに以前と同じ残骸を感じた。
『(安倍川家の呪符を家に持って行ってもらってつけるか……けど本人だけに出てる……だとしたら…)』
「(被害者4人とも、異常発覚から無くなるまで最低でも2週間は空いてる)」
「(まだ少し余裕はあるな)」
「当日八十八橋にひとりで行ったわけじゃないよね?誰といったか覚えてる?」
「あの……やっぱりなにか関係が…?」
「自動ドアとはね。けど木下さんが亡くなったのは関係ないっすよ」
ダイジョーブとサラッと嘘をつく新田が話を続ける横でAは持っていた一回り小さい呪符を取り出し渡そうと思っていた。
「……肝試しに行ったのは……部活の先輩二人…
そうだ伏黒くん
あの時津美紀さんも一緒にいたよ」
「____っ」
「…あ、あと……
Aさん、あなたも一緒に行ったの覚えてる?」
『__え?』
530人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Tyina(プロフ) - mythosさん» この世界の直哉くんは綺麗な直哉くんです笑。夢主ちゃんは160〜165cmぐらい、と設定しております。(ぐらい、なのは原作の方で虎杖君達が成長中で正式な身長が出てないのでそれに合わせております) (2022年7月4日 13時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
mythos(プロフ) - Tyinaさん» お久しぶりです。質問の答え教えて頂いてありがとうございます。あの直哉が・・・、ではあの台詞はもう言わない感じなんですね・・・。最後の質問です。夢主ちゃんの身長教えてください!ずっときになってまして・・・。 (2022年7月3日 21時) (レス) id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 縁儺さん» ありがとうございます!!そう言って貰えて嬉しいです( ;꒳; ) (2022年5月10日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
縁儺 - はぁー…癒し…(尊死) (2022年5月9日 22時) (レス) @page39 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - はにみずさん» 返信が遅くなりました。はにみずさん、ありがとうございます( ;꒳; ) (2022年5月9日 12時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Tyina | 作成日時:2021年5月26日 14時