番外編 13 ページ33
『っけホッ…恵……ごめんね……』
「気にすんな。」
富○急に行った次の日、あの交流戦から睡眠時間がちゃんと取れず疲れが溜まっていたことも含め、昨日の長時間あのお化け屋敷の禍々しい呪力に当たり続けていたのがトドメを指したのか、熱を出してしまった。
今まで何度も見ていた伏黒は直感で疲れから来るものだと分かり、五条達に洗面器とタオル、冷水を頼み、Aを休めるためにあまり人を近ずけないように頼んだ。
美々子と菜々子は専属従者ということもありそばにいたがったが、Aがみんなは自由に動いて欲しい、と言ったため渋々従った。
『けホッ……』
「(熱、また上がってきたな……)」
額にタオルを乗せると先程よりもずっと熱く、呼吸も苦しげになっていた。
虎杖達はAを心配しながらも騒がしくしないよう近くの海岸に向かい、残っているのは1階の和室にいる五条と看病をしている伏黒と病人のAだけだった。
「恵、A、入るよ。」
「五条先生」
「やっぱ、熱だいぶ上がってんね……A、聞こえる?」
『ぅ……ご…じょ…せんせ…?』
「熱だけ測りたいからちょっと体起こすよ。恵、支えてあげて。」
恵がAを抱き起こし、腕の中で体温を測っていると嫌でも熱い体温が伝わっていた。
ﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟｯ…
「あちゃー、38.0℃か…」
「近くの病院連れていきますか?」
「うーん、今こっちに和香子さん(安倍川家専属医師)向かわせてるけど、万が一のこと考えて目星だけでも立ててた方がいいかもね。
ごめんね、A。辛い中起こしちゃって…」
布団に寝かせると伏黒は冷やしていた濡れタオルを絞ってAの額にのせた。
それから1時間程経ってから安倍川家専属医師が来るとやはり疲れから起こした熱だと言われ、気休めにしかならないだろうがないよりはマシだと解熱剤を飲ませ、五条に1日で下がるだろうけど酷くなったらまた連絡して欲しいというと帰って行った。
『……ぅ……』
「恵、僕が見とくからご飯食べてきなよ。」
「……」
「……めーぐーみ。聞いてる?」
「…後で食べます。」
その返事を聞いた五条は、静かに部屋から出ると別の洗面器に氷水を入れて、片方の手におにぎりが乗っている皿をもって戻ってきた。
「起きた時、恵が元気じゃなかったらA、悲しむよ?」
「…………ありがとうございます。」
「この熱じゃ、多分固形物食べれないだろつから僕ちょっとコンビニ行ってくるよ。何かあったらすぐ連絡して。」
「はい。」
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Tyina(プロフ) - mythosさん» この世界の直哉くんは綺麗な直哉くんです笑。夢主ちゃんは160〜165cmぐらい、と設定しております。(ぐらい、なのは原作の方で虎杖君達が成長中で正式な身長が出てないのでそれに合わせております) (2022年7月4日 13時) (
レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
mythos(プロフ) - Tyinaさん» お久しぶりです。質問の答え教えて頂いてありがとうございます。あの直哉が・・・、ではあの台詞はもう言わない感じなんですね・・・。最後の質問です。夢主ちゃんの身長教えてください！ずっときになってまして・・・。 (2022年7月3日 21時) (レス) id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 縁儺さん» ありがとうございます!!そう言って貰えて嬉しいです( ；꒳； ) (2022年5月10日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
縁儺 - はぁー…癒し…(尊死) (2022年5月9日 22時) (レス) @page39 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - はにみずさん» 返信が遅くなりました。はにみずさん、ありがとうございます( ；꒳； ) (2022年5月9日 12時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tyina | 作成日時：2021年5月26日 14時
