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「ナイスピッチーング。」
「ナイッピー。」
「ナイッピー。」
「真希さーん、ナイッピー。」
「ナイッピー。」
「ワンワン!!」
「ナイッピー。」
「ナイッピー」
「ナイッピー!!」
しかし、真依を初め、京都校の生徒、東京校の生徒はみんな真希にナイスピッチーングと誰一人東堂の心配をしなかった。
それを見た虎杖は呆然として東堂の方に向き直り思わずと言わんばかりに言った。
「東堂……お前……無茶苦茶嫌われてるな……!!」
Aと吉野はそのやり取りを呆然として見ていたものの、先に我に返ったAが少し考えた末、真希に向かって叫んだ。
『……ナイッピー。』
「安倍川さん!?」
『前に恵のこと傷つけたこと。まだ少し怒ってるからね。
あと真希先輩がすごくかっこよかった。』
「………真希さーん!!ナイッピー!!」←
『夏油先生、凍ってるパックのアク○リ取りたいんで少しいいですか?』
クーラーボックスの上に座り、虎杖にナイッピーと言っていた夏油にどいてもらい、Aは中から氷の塊と化しているアク○リパックを持って虎杖の方に走った。
『虎杖君、これ東堂先輩に渡してあげて。』
「サンキュー、安倍川。」
ボソリと東堂がoh…ビーナス……と呟いていた。
少し時間を置き、東堂が大丈夫なことを確認してから試合が続行された。
メカ丸(投球機)が投げたボールを狗巻が打つと走り出した。一塁に間に合い、それを見た虎杖がちょっと驚いたように言った。
「お、間に合った!」
「狗巻先輩は足速いんだよ。」
『狗巻先輩ー、ファイトー。』
「すじこ。」
こちらに向けてピースサインを送る狗巻にAは野球応援グッズを振った。
そして、
最後は虎杖が打ち……
虎杖が打ったボールは青空に吸い込まれるようにして飛んで行った。
「ホームランだ!!」
『ということは……』
「
こうして、2018年度の姉妹校交流会は、東京校が2年連続を果たし、幕を閉じた。
『吉野君も来年参加決定だから全力で力をつけようね。』
「Aも来年は絶対参加だかんな。」
『もちろん。今からとても楽しみだよ。』
「目指せ、3連覇だな!」
「安心しろ、私が鍛え上げるからな。」
「真希がめちゃくちゃやる気だぞ。」
「何となく、吉野は乙骨先輩に似てますからね。」
「しゃけ。」
「お、お手柔らかにお願いします……」
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Tyina(プロフ) - mythosさん» この世界の直哉くんは綺麗な直哉くんです笑。夢主ちゃんは160〜165cmぐらい、と設定しております。(ぐらい、なのは原作の方で虎杖君達が成長中で正式な身長が出てないのでそれに合わせております) (2022年7月4日 13時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
mythos(プロフ) - Tyinaさん» お久しぶりです。質問の答え教えて頂いてありがとうございます。あの直哉が・・・、ではあの台詞はもう言わない感じなんですね・・・。最後の質問です。夢主ちゃんの身長教えてください!ずっときになってまして・・・。 (2022年7月3日 21時) (レス) id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 縁儺さん» ありがとうございます!!そう言って貰えて嬉しいです( ;꒳; ) (2022年5月10日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
縁儺 - はぁー…癒し…(尊死) (2022年5月9日 22時) (レス) @page39 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - はにみずさん» 返信が遅くなりました。はにみずさん、ありがとうございます( ;꒳; ) (2022年5月9日 12時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tyina | 作成日時:2021年5月26日 14時