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「つーわけでさ、色々あったし結構な人数怪我してるけど……」
「どうする?続ける?交流会。」
「うーん、どうするって言われてもなー……」
伏黒とAが睡眠から目覚め、ある程度の人達が回復した時、高専生徒達は夏油と五条に集合をかけられ、交流会を続けるか聞かれていた。
『(安全面からしたら中止にした方がいいんだろうけど……それだとほとんどの人が納得しないだろうし……それに特級呪霊が襲撃したけど、死者は0。最後は五条先生が仕留めたとはいえ、追い詰めたのは私たち……このまま続けても……)』
「A。」
考え込んでいつの間にか眉間にシワがよっていたのか伏黒がグリグリと眉間の辺りをほぐしていた。
「独断で決めるわけじゃないんだから…もっと気楽に考えろ。」
『…そうだね。』
Aが考えることを1度放棄し、周りの話に耳を傾けることにした。
すると、東堂が口を開いた。
「当然、続けるに決まってるだろう。」
「!!…と、東堂…。」
A達が寝る前に追いかけられていた虎杖はビクッとした後、東堂の方を向き、それを見た吉野は苦笑いしていた。
「その心は?」
「大喜利じゃないんだから…」
東堂は死人が出ていないんだから続けるべきだと、特級呪霊を追い詰められたのだから尚更強くなるべきだと話していた。
「東堂先輩って意外としっかりしてるんですね。」
「しっかりイカれてんのよ。」
コソコソと三輪と真依が話すのも気にせず、東堂は話を続けていた。
「3つ、学生時代の不完全燃焼感は死ぬまで尾を引くものだからな。」
「お前いくつだよ。」
五条がツッコミを入れていた。
「俺は構わないですよ。」
『私も前半は東堂先輩と同意見です。』
「どうせ勝つしね。」
「屁理屈だが一理ある。」
「加茂君は休んだら……」
「異議なーし。」
「しゃけー。」
「個人戦の組み合わせはくじ引きか?」
「え?今年は個人戦やんないよ。」
「「「「「「「「…?」」」」」」」」」」
『えっと……五条先生?夏油先生?交流会2日目は個人戦って決まってませんでしたっけ?』
この場の全員の疑問をAが発言すると、五条と夏油はケロッとした態度で言った。
「僕達、ルーティンって嫌いなんだよね〜。毎年この箱に勝負方法入れてこの箱に入れて当日開けんの。」
「おわっ……」
「引いていいよ。悠仁。」
夏油と五条に促され虎杖はくじ引きの箱に手を入れた。
『個人戦じゃなくても、私と吉野君は出られないんだよね……』
「来年があるわよ。」
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Tyina(プロフ) - mythosさん» この世界の直哉くんは綺麗な直哉くんです笑。夢主ちゃんは160〜165cmぐらい、と設定しております。(ぐらい、なのは原作の方で虎杖君達が成長中で正式な身長が出てないのでそれに合わせております) (2022年7月4日 13時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
mythos(プロフ) - Tyinaさん» お久しぶりです。質問の答え教えて頂いてありがとうございます。あの直哉が・・・、ではあの台詞はもう言わない感じなんですね・・・。最後の質問です。夢主ちゃんの身長教えてください!ずっときになってまして・・・。 (2022年7月3日 21時) (レス) id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - 縁儺さん» ありがとうございます!!そう言って貰えて嬉しいです( ;꒳; ) (2022年5月10日 11時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
縁儺 - はぁー…癒し…(尊死) (2022年5月9日 22時) (レス) @page39 id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
Tyina(プロフ) - はにみずさん» 返信が遅くなりました。はにみずさん、ありがとうございます( ;꒳; ) (2022年5月9日 12時) (レス) id: 7eae784acc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tyina | 作成日時:2021年5月26日 14時