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その声と同時に、周りの風景は消えた
暗闇がどこまでも続いている



炭治郎「ッ…!誰かいますか…!」



『ここですよ』





その声は炭治郎の後ろから聞こえた
炭治郎は驚いて直ぐ様顔を後ろに向ける




『____初めまして、』


炭治郎「誰、ですか」


『…煉獄A、杏寿郎の姉です』


炭治郎「杏寿郎…煉獄さんの?!」




驚く炭治郎に、クスクス笑うA
手を口に当て、上品に笑っている



『はい、そうです』


炭治郎「何で煉獄さんのお姉さんが…」


『炭治郎くん、時間が無い。手短に話しますね』




Aは手短に、尚且つ分かりやすく炭治郎に説明をした




炭治郎「え…つまり、此処は夢の中…なんですか?」


『そうです、そして早く目覚めないと
精神の核が壊されて廃人になってしまう』



炭治郎「夢から覚めるためにはどうすればいいんですか…?」




『死ぬんです』


炭治郎「死ぬ?!」


『日輪等は持っていますか?それで首を斬るのです
夢の中なので現実では死にはしませんよ』



現実では死なないと言われても
やはり不安のようだ



『大丈夫ですよ。ほら、早く行って
精神の核が壊されてしまう前に』



"大丈夫"


そんなのどこにも確証なんて無いのに
何故かAが言うと信じれた




炭治郎「…分かりました、現実に戻ります…!」


『そうですか…良かった
…あら、もう時間みたいです。また天国で、会いましょうね』




そう言ってAの姿は消え
周りの景色も元に戻った






禰豆子「お兄ちゃん!急に消えたから驚いたよ」


炭治郎「ごめん禰豆子。俺、帰るよ」


禰豆子「…え?帰るって…?家はここだよ…?」




炭治郎はふるふると首を横に振る
確かに此処は帰る場所だが、ここでは無い




炭治郎「…現実に帰るよ。」


禰豆子「…どうして?一緒に居ようよ、
ずーっと幸せに居れるんだよ…!」


炭治郎「確かに此処は幸せだ。家族もいて、禰豆子も鬼になって居なくて。
でも、俺は現実と向き合う事にしたんだ。禰豆子も必ず人間に戻す」





炭治郎は決意を語った
禰豆子が納得できるように、ゆっくりと




禰豆子「……そっか、分かったよ。
…行ってらっしゃい」


炭治郎「!…あぁ、行ってくるよ」





そう言い、炭治郎は日輪刀で首を斬った





次に炭治郎が煉獄Aに会うのは
まだまだ先の話_______









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雪乃華(プロフ) - 雅さん» お読みいただきありがとうございます! (1月31日 21時) (レス) id: 793fca1557 (このIDを非表示/違反報告)
- 目から汗ガァぁぁーーー。 (1月30日 22時) (レス) @page50 id: 64932f3273 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃華(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます!読者の皆様のおかげです。 (1月3日 0時) (レス) id: 793fca1557 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 完結おめでとうございますゥゥゥゥゥゥゥゥゥ (1月2日 17時) (レス) @page50 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
雪乃華(プロフ) - さたぽさん» うおぉぉ!お褒めの言葉ありがとうございます…! (2021年1月10日 3時) (レス) id: 82848314f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪乃華 | 作成日時:2020年3月31日 16時

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