【江戸川乱歩】初恋は僕の助手。【文スト】

第23話 乱歩さんの好み。 ページ24

『ど、どうですか、乱歩さん』


あの後直ぐに家に帰り、挽肉焼を作った。

黙々とその挽肉焼を食べる乱歩さんにそう問う。
･･･うんともすんとも云わない･･･。

美味しくなかったのかな。


江戸川「･･･おかわり」

『は、はい！』


おかわりをしてくれたって事は美味しいって事なのかな･･･。
本当に何も云わないから分からない。

折角乱歩さんが好きそうな味付けにしたんだけどなあ。

デミグラスよりもケチャップの方が好きそうだから、とか。
付け合せは何にしよう、とか。

･･･いっぱい考えたのに。


江戸川「ご馳走様･･･。ふう、食べた食べた」

『どうでした？美味しかったですか？』

江戸川「･･･」


そう訊くと、乱歩さんは黙って笑顔になった。
そして、私の頭に手を載せた。


江戸川「僕の好みがやっと分かったみたいだね。･･･美味しかったよ」


乱歩さんはそのまま頭に載せた手を耳に移動させる。

暖かい手が耳に触れ、少しくすぐったい。


『･･･乱歩さん？』


いつまで経っても離してくれないので、乱歩さんを見上げる。


江戸川「･･･あっ、ごめん」

『いえ･･･何か、あったんですか？』

江戸川「別に？」


･･･また、はぐらかした。




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いつも閲覧ありがとうございます！

友達に言われて少し気にしていたんですが･･･。
この作品って、そんなに甘いですか？(￣▽￣;)

個人的にはまだまだ甘くしたいんですけど･･･。

皆さんはどう思いますか？

ちょっと控えてほしい、もっと甘くしてほしいなど、ご意見がありましたらお願いします！

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