【江戸川乱歩】初恋は僕の助手。【文スト】

第10話 乱歩さんと異能力の使い方。 ページ11

『私の異能力･･･ですか。あれ？云ってませんでしたっけ？』


卵包飯を食べながら私と乱歩さんは話していた。
すると、乱歩さんから私の異能力についての質問を頂いたのである。

･･･入社時に話したと思うんだけど･･･。


江戸川「聞いた覚えがない。と云うか、多分忘れた」

『･･･はあ･･･。分かりました、話しますね』


全く悪びれる様子もない乱歩さん･･･。
まあ、覚えてないだろうなあ、とは思っていたけれど･･･。


『私の異能力･･･「灰神楽」は自分と一人の身体能力を上げる事が出来ます』

江戸川「自分と、一人だけ？」

『はい･･･。誰かと誰か、自分と複数ではこの異能は使えないのです』


一拍置いて、さっき淹れた紅茶を飲んだ。


『私の異能は、一人に対して身体能力を奪い取る事と、明け渡す事が出来ます』

江戸川「どういう事？」

『うーんと･･･。自分を強くする為に相手を弱くするか、相手を強くする為に自分を弱くするか･･･と云う事です』


伝わっているだろうか･･･。
説明が下手ですみません、乱歩さん･･･。


江戸川「ふーん･･･。まあ、分かったよ。もうちょっと簡単に云えたら良かったかな」

『うっ･･･すみません･･･』


でも、分かってくれたんだ。
流石乱歩さん！


江戸川「云っておくけど･･･この異能を使う時は躊躇しない事。僕はどうなっても良いから」

『ど、どうなっても良いだなんて！･･･絶対に、守りますから･･･！』


いざとなったら乱歩さんに私の身体能力を全て渡す覚悟だ。


『約束、です』




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だ、大丈夫でしょうか･･･。
説明が下手ですみません、理解出来なかったらコメントしてください！

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