第二十七話「親友」★ ページ8
ロクサスside
真っ白な部屋内にて
ロク「...っ...ん...？」
ソラ「！
ロクサス！目が覚めたんだな！」
ロク「ソラ...。そうだ、俺...ごめん」
ソラ「ロクサスが無事ならそれでいいさ」
当たりを見渡す。
氷の壁は...俺が作った物だと認識した。
そして、その向こう側で...。
ロク「...！Aっ！」
ソラ「あ、本当だ...っ！
ヴァニ兄、ヴェン兄！！」
倒れて、気を失った2人の兄も居た。
ロク「氷...溶かして助けに行かないとっ！」
ソラ「でも、簡単には溶けそうもないね...」
？「...下がってろっ！"ファイラ"！」
ロク「っ？！」
目の前で、炎が揺れた。
そして、後ろには...親友の姿があった。
ロク「アクセル！？」
ソラ「何でここに...」
奏「追いついた、二人は？！」
リク「落ち着け、奏
...無鉄砲だな、ソラも。怪我は？」
ソラ「平気だけど...」
リク「よし」
アク「...よ、久しぶりだな。ロクサス」
ロク「...あぁ、久しぶり、アクセル」
久しぶりに会った親友。
結局喧嘩別れになって、多少気まずい...。
ソラ「...きっと許して貰えるからさ。
謝ってみなよ、ロクサス」
...ったく、見てるとこは見てんだな...馬鹿兄は。
ロク「あのさ...アクセル。
あの時、なんだけど...」
アク「...俺の方こそ悪かったよ、黙っててさ
サイクスから、願いかロクサス達を選べって言われてさ...俺も分かんなくなったんだ」
ロク「...」
黙って聞くしか無かった...。
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作者名：始音 優希 | 作成日時：2016年10月28日 4時
