紅月の晩<KH 空組> (ページ8)

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第五話「受け入れがたい事」ロクサスside(後半主人公side) ページ8

屋上入口
ロク「早く終わらないかな」
扉の向こうでは、吸血中の家族がいる。
俺にはフルエーレが居ないから、こうやって待つしか出来ないんだよな。
屋上には誰も来ようとしない。
それが、唯一の救いだった。
ロク「早く見つけたいな、俺だけの...」
その呟きは誰にも聞こえなかった...。
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教室:主人公side
だいたい食べ終わり、別れを告げると...。
委員長「優人君、ちょっといいかな？」
貴「なんだよ、委員長？」
委員長「今日の放課後ね、私...」
貴「...あー、家の用事か？」
委員長「ご、ごめんね！
会長には言っておくからっ！」
貴「さっき助けてもらったから、お礼したかったしいいよ、仕事代わりにやってやるよ」
どうやら放課後は委員長の仕事の手伝いをすることになった。本当はやりたくないけど...ね。
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放課後、教室にて
どうやら仕事はしおり作成みたいで、近々何処かに研修に行くらしい。
先生もこの量よく委員長に頼むよねぇ...。
貴「さて、始めますか...」
地道なしおり作成を黙々と行った。
いつもそうだ、私は誰かの良いように使われる。
まるで、皆の道具みたいに...。
貴(受け入れがたいよ、本当に...)
自分で変えるべきだろうけど、鍵となる言葉が欲しい...。
貴(そう願うのは勝手な事だよね)
本当に、最悪な1日だよ...。
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