欠片15「昔の話 その2」※会話無し ページ19
その暮らしから、数年たったある日。
最後の実験が始まった。
その実験は...。研究員の1人を自分の持つ仮の力で倒すこと。目の前に立っていたのは、かつてのヒトだったモノ。私はいとも容易く、その人を倒した。
過酷な実験が今日で終わるとなると無に等しくなれた。卒業の証として、黒のチョーカーを首に付けられたんだ。これはお前の仮の力を暴走しない様に抑えてくれると説明を受けた。
そして引き取り手のアスフィード家にやって来た。
アスフィード家の人たちは沢山良くしてくれた。
人間の当たり前の事も教えてくれた。
少しつつ、人らしくなってきた時に事件は起きた。...ハートレスの大量発生。
沢山の人が、ピュアブラッドに襲われ、消えて。
生き残ったのは私を含めた1部の人達。
私達はいつかアスフィード家を立て直す。
その時まではこの出来事を忘れるな。けど信頼できる相手がいるなら話して協力して貰おう...と、固く誓った。
それからは、ギルドに入門して、冒険者としての実績を積み上げて来た。
数年もすれば、マスターに匹敵するような強さにもなった。私は冒険者でいる事を選んだ。
そして今に当たるって訳。
これで、私の話はおしまい。
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作者名:始音 優希 | 作成日時:2016年9月17日 5時