小さな欠片一つ目〈KH 空組〉 (ページ12)

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欠片9「トワイライトタウン」ページ12

洞窟を出て、森を抜ける頃には、もう夕方になっていた。
貴「意外と時間かかったね」
ソラ「まぁ、ちょっと手こずったからね...俺のせいで」
ロク「誰にだってそんな時はあるよ」
ヴァ「ロクサスの言う通りだ。
落ち込む姿はソラらしく無いから元気だせ」
ヴェ「もうすぐ街に着くよ」
街道の先に、トワイライトタウンの門が見えてくる。夕焼けが、時計塔を照らしていてとても美しい。
貴「あそこが、帝都の隣町かぁ...」
優しく風が吹いてくる。
フードが取れ、顔を晒してしまう。
貴「...！」
今まで隠していた銀色の長い髪が、風に乗ってキラキラ輝く。すぐにフードを被ろうとする。
ヴェ「ま、待って！」
ヴァ「...何でそこまで隠すんだ？」
貴「...後で全部話すから待って」
言い終わり、フードを被った。
ソラ「結晶と同じく綺麗だったのにね」
ロク「でも嫌がってた。
話してくれるまで待とうよ」
ヴァ「それもそうだね。
さぁ、あと少しだ。頑張ろう！」
街に向かって歩き出す。
本当の事が言えるまであと少し。
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次は見た目の説明するので、作者の部屋です