お騒がせ二フラー。 ページ7
××
誰かの手が肩に置かれAもそちらを振り向いて彼の名前を呼んだ。
『…ニュート』
そこでやっとニュートを置いてきて1人で駆け出してしまったことに気づいたようだった。
ﾆｭｰﾄ「すみません。ここで待ち合わせていて」
そしてニュートが銀行員にそう言ってくれたことで銀行員はお辞儀をしてまた持ち場に戻って行った。
『…ニュート。…ごめんなさい』
銀行員が離れていった後でAは申し訳なさそうにニュートにそう言った。ニュートを置いてきてしまったことを反省しているのだろう。しかしニュートは微笑んで言った。
ﾆｭｰﾄ「いや。大丈夫だよ。二フラーを見つけてくれたんだよね？」
『……』ｺｸﾘ
それにAはまだ申し訳なさそうにしたまま首を縦に振る。
そんな彼女を見てニュートは思わず頬を緩ませたあと…
ﾆｭｰﾄ「ふ。…僕こそ気づかなくてごめん。一緒に二フラーを探そう」
そう言ったのだった。
ﾆｭｰﾄ「あ。でも1人でどこかに行く時は僕に言って欲しいな。…君は人気者だから」
最後に不安そうにそういうのも忘れずに。
『…人気者…？…ごめんなさい。気をつける。これからは必ずニュートに言うね』
最初に少し眉を寄せたAだったが後は約束、というようにニュートに謝るのだった。
*****
また立ってキョロキョロしていると怪しまれるため2人はとりあえず銀行内のソファに腰掛けた。
ﾆｭｰﾄ「……」
キョロキョロと当たりを見回して二フラーを探すニュートの横でAはふと隣に腰掛けている人物に目を向けた。
『(…この人)』
その人物は先程Aとぶつかった男性だった。
そんな彼、もといジェイコブ・コワルスキーは隣に座ったニュートに話しかける。
「やぁ今日はなんの用？」
すると二フラーを探すことに必死になっているニュートは適当に答える。
ﾆｭｰﾄ「あなたと同じ…」
するとジェイコブは驚いたように目を開いた。
「パン屋を開く資金の相談に？」
『…パン屋さん』
ニュートの横でAは話をするジェイコブの方に目を向けていた。その目はどことなく輝いているように見えた。
ﾆｭｰﾄ「…そう」
『……ぇ』ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
適当に答えるニュート。そんなニュートに思わずAは彼の方を向いてﾊﾟﾁﾊﾟﾁと瞬きした。
「…すごい偶然だ。まぁお互いベストを尽くすしかないな」
しかしジェイコブは少し感動したようにそういうのだった。
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はち.(プロフ) - たこ焼きさん» お返事が大変遅くなってしまい申し訳ないです🙇♀️💦中々時間が取れず、とても久しぶりの更新となってしまいました💦今でも読んでくださっているとは思いませんが、とても暖かいコメント本当にありがとうございました😊 (2022年9月25日 17時) (
レス) id: 1f9d07034e (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 早く続編が見たくてたまりません!更新待ってます！ (2022年5月31日 7時) (レス) @page14 id: 5358c3cd3a (このIDを非表示/違反報告)
はち.(プロフ) - ひなさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ないです…🙇♀️最近忙しくて時間がなかったのですが最近新作を見に行けてまた書きたいなぁ…と思っているので近々更新させていただきます☺️ (2022年5月7日 16時) (レス) id: 1f9d07034e (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 更新しますか？ (2022年4月3日 14時) (レス) @page13 id: e08b075bc8 (このIDを非表示/違反報告)
はち.(プロフ) - 巴さん» 2回もコメントして頂き、本当にありがとうございます(^^)嬉しさでいっぱいです！また更新した際には読んでいただけたら嬉しいです！ (2022年3月21日 1時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はち. | 作成日時：2021年1月16日 19時
