気まずい夕食。 ページ24
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その時ジェイコブが近くのソファーに倒れ込んだ。
酷い汗だ。
その様子にクイニーが気づき駆け寄る。
ｸｲﾆｰ「座って休んでいなくちゃだめよ。あら、この人朝から何も食べていないわね。……あらら、それはつらいわね。………パン屋さんを開きたかったけどお金が借りられなかったのね。あなたパンを焼けるの？私は料理が好き」
ジェイコブが何も言っていないのにクイニーがスラスラと話し出す。その様子にニュートとAは驚いたようにクイニーを見る。
『…開心術が使えるの？』
驚いたように聞くAにクイニーはそちらを向く。
そこで初めてAをしっかりと目にとらえた。
ｸｲﾆｰ「まぁね。………まぁ。ティーニー、とっても可愛らしいお嬢さんを連れてきたのね！」
そしてしばらくまじまじとAを見たあと嬉しそうに微笑んだのだった。しかし話しはニュートの声で中断される。
ﾆｭｰﾄ「僕たちの心も？」
その言葉にクイニーは首を振った。
ｸｲﾆｰ「でも、貴方なちみたいなイギリス人は苦手。なまりがあるでしょ」
そのあとやっと話を理解したのかジェイコブがゾッとしたように言う。
ｼﾞｪｲｺﾌﾞ「俺の心…読めるの？」
ｸｲﾆｰ「ううん、気にしないでいいのよ。男の人はあたしを見るとみんな貴方と同じことを考えるの」
しかしその言葉はなんでもないというふうなクイニーの言葉で片付けられてしまった。そしてクイニーは何か食べなきゃ、と言ってジェイコブにウィンクをして立ち上がるのだった。
クイニーとティナがキッチンに入っていった横でニュートは窓の外を見つめていた。
ｸｲﾆｰ「ねぇスキャマンダーさん、テイラーさん。パイがいい？シュトルーデル？」
クイニーがキッチンからそう声をかけるがニュートは気づいていない。もう一度クイニーが聞いたところでニュートはﾊｯとしてクイニーを振り向いた。
『…シュトルーデルを2つお願いしていいですか？クイニー』
ニュートが何か言う前に柔らかい声が響く。
Aが微笑んでクイニーにそう言った。
クイニーは嬉しそうにもちろん！と言うとまた料理に取り掛かった。
クイニーの隣でティナはニュートに呆れ顔だ。
ニュートが呆然としていると窓の近くにたっているニュートにそっとAが近づいた。
『……』
Aも窓の外を見つめた。
しんしんと雪が降っていて今の2人の心情を表しているようだった。
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はち.(プロフ) - たこ焼きさん» お返事が大変遅くなってしまい申し訳ないです🙇♀️💦中々時間が取れず、とても久しぶりの更新となってしまいました💦今でも読んでくださっているとは思いませんが、とても暖かいコメント本当にありがとうございました😊 (2022年9月25日 17時) (
レス) id: 1f9d07034e (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 早く続編が見たくてたまりません!更新待ってます！ (2022年5月31日 7時) (レス) @page14 id: 5358c3cd3a (このIDを非表示/違反報告)
はち.(プロフ) - ひなさん» お返事が遅くなってしまい申し訳ないです…🙇♀️最近忙しくて時間がなかったのですが最近新作を見に行けてまた書きたいなぁ…と思っているので近々更新させていただきます☺️ (2022年5月7日 16時) (レス) id: 1f9d07034e (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 更新しますか？ (2022年4月3日 14時) (レス) @page13 id: e08b075bc8 (このIDを非表示/違反報告)
はち.(プロフ) - 巴さん» 2回もコメントして頂き、本当にありがとうございます(^^)嬉しさでいっぱいです！また更新した際には読んでいただけたら嬉しいです！ (2022年3月21日 1時) (レス) id: 37902fbb7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はち. | 作成日時：2021年1月16日 19時
