【FantasticBeast】明 日 も 君 と 。

気まずい夕食。 ページ23

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そのあと4人はティナに言われるがまま姿くらましをした。
Aとニュートがふらつくジェイコブを支えるようにして歩くがやはり体調は好ましくないようだ。


ﾃｨﾅ「ここを右よ…」


ティナに言われた通りのところで曲がる。
するとあるアパートの前でティナが立ち止まった。
恐らくここがティナの住むアパートなのだろう。


しかし入る前にティナは念を押すように行った。


ﾃｨﾅ「いい？入る前に行っておくけど…ほんとはこのアパート、男子禁制なの」


その言葉にニュートは目を丸くする。


ﾆｭｰﾄ「だったら僕達は別の宿を探すから…」


しかし言い終わらないうちにティナがニュートの腕を掴む。


ﾃｨﾅ「ダメよ、ほら！」


そしてニュートたちをアパートに押し込んだ。


ﾃｨﾅ「段差に気をつけてね」


結局入ることになってしまい、言われるがまま階段を進む。
途中で大家さんが不審に思ったのか声をはりあげていたけれどそこはティナの


ﾃｨﾅ「いつだって1人ですよ！エスポジトさん！」


という言葉で事なきを得た。

*****




それから案内された部屋は決して大きくはないけれどとても居心地の良さそうな綺麗な部屋だった。


そこには1人美しく背の高いブロンドの女性がいた。


「ティーニー。殿方とお嬢さんを連れてきたの？」


綺麗な声が女性から発せられる。
その声色はとても興味を持っているような声だった。


ﾃｨﾅ「紹介するわ。私の妹よ。…服を着たら？クイニー」


クイニーの紹介をしかけたところでティナは妹の服装に目を移すと呆れたようにそういうのだった。


ｸｲﾆｰ「あら、そうね」


クイニーは気にしてなさそうにそう言うと近くのトルソーに杖で一振してそこに着せてあったドレスがクイニーの身を包んだ。


ｸｲﾆｰ「それで？どういう方々なの？」


そのあとでティナがニュートとAのことを違反者として紹介し、ジェイコブのことをノー・マジだとクイニーに説明した。

さすがに初対面の人との紹介で犯罪者呼ばわりされたAは少し眉を寄せていた。ティナのことをトゲのある女性だと思ったのだ。


すると最後にティナがとんでもないことを言った。


ﾃｨﾅ「スキャマンダーさんがあるものを無くして私は探すのを手伝わなきゃ」


ﾆｭｰﾄ「『!?』」


その言葉を聞いた途端、2人は驚いて顔を見合せた。
ニュートに至っては絶望したような顔だった。




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