035 ページ38
××
そしてご飯もご馳走になったのでそろそろ次の航路を考えようとしていた時…
ガチャ
海軍「失礼!君らが海賊だと言うのは本当かね?」
海軍の海兵が入ってきてそう聞いた。その言葉にルフィが頷くと更に続けて海兵は言った。
海軍「君たちには感謝しているが海賊とわかった以上海軍として見過ごす訳には行かない。即刻この街を立ち去ってもらおう。せめてもの義理を通し本部への連絡は避ける」
その言葉を聞いてルフィは立ち上がる。
ルフィ「じゃ…行くか。おばちゃんごちそうさま」
ゾロ「……」
『……』ペコリ
それに続いてゾロも立ち上がりAも食事をくれた女性に頭を軽くさげて家を出た。
…コビーを置いて。
しかし…
海軍「君も仲間じゃないのか?」
コビー「え!…ぼく……!」
海兵はコビーにそう聞いた。
しかしコビーははっきり言った。
コビー「ぼくは彼らの…仲間じゃありません!!」
ルフィ「……」ニッ
その言葉に去りながらもルフィは笑みを浮かべた。
しかし海兵は簡単には信用しなかった。
そこでルフィは何を思ってかコビーが今までどこで何をやっていたかを話し始めた。
ルフィ「おれこいつが今まで何やってたか知ってるよ。どの辺の島だかわかんねぇけどこーんな太った女の海賊がいてさぁ」
コビー「!(やめてくださいよやめてくださいよ…!!)」
『……』
ゾロ「……」
けれど次の瞬間…
バキッ!!!!!
コビー「やめてくださいよ!!!!!」
コビーはルフィを殴り倒したのだった。
それを見て帽子が飛んでいく中ルフィは笑う。
ルフィ「やったなこのヤロォ!!」
バキッ!!!!!
ドガッ!!!!
そしてルフィはそのままコビーに馬乗りになって殴り続ける。
海軍「!!…やめたまえ!!これ以上この街で騒動を起こすことは許さんぞ!!」
その声を合図にゾロがルフィを引っ張る。
ゾロ「おいおいやりすぎだ。その辺にしとけよ」
ルフィが殴るのを辞めたのを合図に海兵は怒鳴る。
海兵「君らが仲間じゃないことはよくわかった!!今すぐこの街を立ち去りなさい!!!!!」
『…ルフィ。行こう。…はい、帽子』
パサッ
ルフィ「おう!」
海兵の言葉を聞くとAはそう言って床に落ちていた麦わら帽子を大切そうに拾ってはたいてからルフィに被せた。
そして3人は振り返ることなく海岸へ向かった。
××
230人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えいみ(プロフ) - 続きを書いてもいいでしょうか? (2022年8月20日 21時) (レス) @page1 id: 3c67f62593 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。待ってます。 (2021年12月1日 10時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月6日 0時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はち. | 作成日時:2021年1月1日 0時