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傍でそんなことを言っている2人を他所にコビーは静かに下を向いて震えていた。そしてしばらくした後で…ぽつりと言った。


コビー「ぼくにも…やれるでしょうか…」


ルフィ「ん?」


『…?』


コビーの小さな声に2人は首を傾げる。
しかし、今度はコビーははっきりと言った。


コビー「ぼくでも…海軍に入れるでしょうか…!!!!」


ルフィ「海軍?」


コビーの夢を語る姿をAは静かに聞いていた。


コビー「ルフィさんとAさんとは敵ですけど!!海軍に入って偉くなって悪いやつを取り締まるのがぼくの夢なんです!!小さい頃からの!!!!」


『……』


コビー「やれるでしょうか!?!?」


大声でそうルフィに言うコビー。


ルフィ「そんなの知らねぇよ!」


コビー「いえ!!やりますよ!!どうせこのまま雑用で一生を終えるくらいなら!!海軍に入るため命を懸けてここから逃げ出すんです!!そして…アルビダ様…アルビダだって捕まえてやるんです!!」


『……』


…なんとなく、コビーの立ち位置が分かったというふうにAは1人で納得していた。そのアルビダ?とかいう海賊に雑用として使われているのだろうか。


そんなことを考えていた時…


アルビダ「誰を捕まえるって!?!?コビー!!!!」


ドカン!!!!


コビー「うわぁ!!」


1人の大きな女性が大きな金棒でコビーが作った船を壊して突入してきた。


コビー「!!…僕の船…」


『!!(…コビーが頑張って作った船…)』


アルビダ「このアタシから逃げられると思ってんのかい!?」


誰だか知らないけれどそれを見て目を見開いたあとAは静かに狼が背負ってくれていた薙刀を手に取った。


狼《…あいつがアルビダとかいう海賊だろう。…戦うのか?》


『…そう。…うん。少し頭にきて』


そう言った彼女の目はまっすぐと相手を見つめながらも本気だった。そして林の奥からゾロゾロとアルビダに続いてその手下の海賊たちが出てきた。


アルビダ「最期に聞いてやろうか…。この海で1番美しいものはなんだい?…コビー…!!!!」


コビー「え…えへ…そ…それは勿論…」


冷や汗だらけのコビーが引きつった笑顔を浮かべて言葉を続けようとした時だった。


ルフィ「誰だこのイカついおばさん」


「「「!!!!」」」


『……』


ルフィが女海賊を指さしてそう言ったのだった。




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えいみ(プロフ) - 続きを書いてもいいでしょうか? (2022年8月20日 21時) (レス) @page1 id: 3c67f62593 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しく思います。待ってます。 (2021年12月1日 10時) (レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月6日 0時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はち. | 作成日時:2021年1月1日 0時

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