双子と一緒!編3話 ページ44
壱流「焼肉うまー!」
ただ今、壱流のリクエストでみんなで焼肉を食べている。スーツに匂いがつかないようにせねば
壱星「……美味しい」
二人の食べるペースが違いすぎる…!壱流くん容赦なく頼むんだけど!後で柊羽にお金請求しよっと
壱星「Aさん、食べないの?」
『え?食べてるよ』
壱流「A姉も肉食えよー!ほら、食え」
そう言って壱流は焼いた肉をお箸で掴んで私の前に差し出した。
壱流「ほら!口開けろって!」
『えっ、あ……はむっ…美味しい』
私が食べたのを見届けると、壱流は満足げに笑った。
『壱星、なにしてるの?』
食事を済ませた後、私たちは歩いて周辺を散歩した。途中、立ち止まった壱星がなにかをしているのが目に入り声をかけた。
壱星「写真です。風景の写真とか、そこの花の写真とか…壱流や、Aさんを撮っているんです」
彼の持っているカメラの写真を見ると、様々な表情の壱流や私、たくさんの風景が映っていた。
『すごいなぁ…上手だね』
頭を撫でながら褒めると、壱星は少し頬を緩ませながら俯いた。
壱星「ありがとうございます…」
『ふふ、私もそんな壱星の写真を撮ろうかな。柊羽や英知へのお土産にね』
にやにやしながらそう言うと、なぜか壱流が走ってきた。
壱流「撮らなくていい!」
『恥ずかしいの?明日はプロに撮られるのに』
壱流「それは仕事!!って、撮るなー!」
柊羽と英知には、この可愛らしい壱流の写真をプレゼントしてやろう。
『はー!楽しかったぁ』
壱流「楽しかったけど疲れたー!!」
壱星「楽しかった、ありがとうAさん」
日が暮れるまで歩き回った私たちは、ホテルに入ってすぐベッドに倒れ込んだ。
『さて、明日は早いし…早くお風呂はいって寝るか』
壱流「えー!遊びたい!」
『遊びたい?じゃあお風呂入ってからね?ここは温泉あるみたいだよ?』
壱流「温泉行く!壱星、行くぞ!」
壱星「うん。じゃあまた」
『おう、行ってらっしゃーい』
壱流と壱星が居なくなると、部屋はものすごく静かになった。
シャワーを浴びて、さっさと着替えて部屋の一番奥のベッドに寝転んだ。とりあえず、ずっと鳴ってる携帯をなんとかしよう。
『……留守です』
柊羽『やっと出たな。二人は大丈夫か?』
留守ですって言ったのに。その後の会話の内容は覚えてない。多分寝落ちたな。
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雪藤(プロフ) - キルシュさん» こちらこそありがとうございました!優しいお言葉もありがとうございます!またなにかリクエストがありましたらぜひどうぞ!! (2019年5月22日 12時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
キルシュ(プロフ) - リクエストありがとうございました!男達がケーキでわちゃわちゃやってる横で、夢主がうさド美味しいって言ってる所とか最高です!これからも応援してます。体を壊さないよう、マイペースな更新楽しみにしてます! (2019年5月22日 8時) (レス) id: 649c05d944 (このIDを非表示/違反報告)
雪藤(プロフ) - 如月月亜さん» ありがとうございます!リクエストもありがとうございました!またなにかリクエストがありましたら、お気軽にコメント欄にどうぞ! (2019年5月18日 21時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
如月月亜 - リクエストした作品がすごく面白かった…いや!リクエストしてない作品も全部面白いんですが!!すごく良かったです!これからも頑張ってください! (2019年5月18日 20時) (レス) id: db7ced2e84 (このIDを非表示/違反報告)
雪藤(プロフ) - キルシュさん» リクエストありがとうございます!いいですね、ぜひ書いてみたいです!頑張ります。 (2019年5月13日 23時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪藤 | 作成日時:2019年5月8日 23時