とある夏日の昼下がり ページ41
八重樫side
『暑っつい…とける』
涼太「暑い…死ぬかもしれない…」
とある撮影で来た昔ながらの民家(と言えば伝わるのかな?)で、暑さに負けたA姉とリョウが畳に倒れ込んだ。
『無理だよ…死ぬ。私誕生日迎えられない』
涼太「同じく…まず5月を生き抜けない」
昂輝「ふたりとも、そんな所で倒れていると踏んでしまいそうだぞ?」
『いいよ、コウなら許す…剣介は許さん』
涼太「同じく…」
剣介「なんで」
二人とも、なんでかコウに甘い。俺には厳しい。暑さに負けて倒れてるところも含め、二人は結構似ているところがある。
『……涼太、最後に言いたいことは?』
涼太「……姉さん、この間の130円返して」
『あ…忘れてたごめん。はいこれ』
この間、リョウがA姉と自販機で飲み物買った時のお金だな。130円くらい奢ってやれよ。
剣介「あっちぃー…とけそうだな」
昂輝「……。」
剣介「…コウ?無事か?」
昂輝「…あぁ。暑いな」
涼太「コウ、ほんとに暑い?」
『…見た目涼しげだね。そこだけ別世界』
昂輝「そんなことない。暑いですよ」
嘘だ、と言いたくなるくらいにコウは涼しげな顔をしていて、汗もかいてなかった。…A姉もそんな汗かいてないけど、彼女は倒れてるから暑そう。
衛「ただいまーっ、お待たせ!アイス買ってきたよ!!」
望月「お待たせしました!…涼太くん、Aちゃん生きてますか…?」
『「死んでます」』
撮影前にじゃんけんで負けた衛と望月さんがアイスを買ってきてくれた。保冷バッグに入ってる
『衛…助けて私畳になれそう』
衛「えっ、Aちゃんが畳に!?それは嫌だー!」
そう言って衛がA姉を起こそうと手を伸ばすと、触れた瞬間A姉が大きく肩を揺らした。
『ひゃ、う……衛の手、冷たい』
衛「あ、ごっ、ごめん!さっきまで保冷バッグ持ってたからかな…?」
涼太「……衛、顔真っ赤だよ」
衛「えっ!?そそそんなことないよ!?」
昂輝「衛、熱中症か?ほら、水を飲め」
衛「あ、ありがとうコウくん…!ぬるーい!」
望月「氷もありますよ」
その後、空を見上げながらみんなでアイスを食べた。
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雪藤(プロフ) - キルシュさん» こちらこそありがとうございました!優しいお言葉もありがとうございます!またなにかリクエストがありましたらぜひどうぞ!! (2019年5月22日 12時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
キルシュ(プロフ) - リクエストありがとうございました!男達がケーキでわちゃわちゃやってる横で、夢主がうさド美味しいって言ってる所とか最高です!これからも応援してます。体を壊さないよう、マイペースな更新楽しみにしてます! (2019年5月22日 8時) (レス) id: 649c05d944 (このIDを非表示/違反報告)
雪藤(プロフ) - 如月月亜さん» ありがとうございます!リクエストもありがとうございました!またなにかリクエストがありましたら、お気軽にコメント欄にどうぞ! (2019年5月18日 21時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
如月月亜 - リクエストした作品がすごく面白かった…いや!リクエストしてない作品も全部面白いんですが!!すごく良かったです!これからも頑張ってください! (2019年5月18日 20時) (レス) id: db7ced2e84 (このIDを非表示/違反報告)
雪藤(プロフ) - キルシュさん» リクエストありがとうございます!いいですね、ぜひ書いてみたいです!頑張ります。 (2019年5月13日 23時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪藤 | 作成日時:2019年5月8日 23時