逆眠り姫。前編《涼太》 ページ8
涼太「桜庭涼太です。よろしくお願いします」
…と、丁寧に挨拶をするリョウ。ついに来たぞGrowthトップバッター…!皆人くんがへたなこと言って私の所在がばれていなければ問題ない…!
望月「…Aちゃんは事務所で仕事、と言ってありますよ」
『あ、皆人くん。疑ってなかった?』
涼太に見つからない場所で2人でお話。とりあえずリョウは何も疑ってないみたい。
『Growthは鋭いからなぁ…』
望月「1番怖いのは誰ですか?」
『もちろんコウ』
…と、話している間に出番が来たぞ。リョウ、最近疲れ気味だからマッサージでそのまま寝かせてあげたいんだけどね…ごめん!
静かに呂庵達とバトンタッチして、空気に溶け込みつつリョウに近付いた。寝顔が可愛い、私の後輩みんな寝顔が可愛い…!
『……。』
起きそうな、起きなさそうな…。時間との戦いだと判断した私はリョウの頬に手を添えて優しく唇を重ねた。
『ん……っ、んんっ!?』
涼太「…んっ……はぁ…、なにしてるの?」
唇を離そうとしたらお返しと言わんばかりにキスをされた。びっくり
『……逆眠り姫ドッキリ』
涼太「意味がわからない」
『いや、リョウにキスされた意味わからない』
涼太「やられたらやり返すでしょ普通」
『素早かったね』
涼太「そうだね、途中で起きたからかも。甘い香りがしたからかな?」
シャンプーの香りなの?とリョウは私を引き寄せた。目線カメラぶれまくってるなこれ。
『なるほど…いつも近くにいるせいか…。香水つけてシャンプー変えよ』
涼太「俺は今のままでいいと思うよ?優しい甘い香り…俺は好きだな」
リョウは上半身だけ起こして私を抱きしめて優しく頭を撫でた。
『…今日は随分と、優しいね?』
涼太「…うん。気持ちよく寝てたからね?」
『……起こしてごめんなさい。ドッキリでした』
涼太「うん、さっき聞いた」
『本当にすみませんでした』
涼太「そうだね、俺の安らかな眠りを返して」
『ねぇなんか怖い許して』
口元は笑ってるけど目が笑ってない…。頭を撫でる手は優しいのに、めっちゃ怖い…!
一方、モニタリングルームでは…
呂庵「…ネタばらし…行っていいのかな?」
零「行かないと危ない気はするが…」
呂庵「ものすごく行きづらい…というか怖い…」
望月「すみません早めに止めてあげてください!」
最終的に皆人くんが止めに入った。
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雪藤(プロフ) - 未來さん» はじめまして、こんにちは。こちらこそ、コメントありがとうございます!1から読んでくださっているのですね、本当にありがとうございます!これからもだらだらとやっていきますので(笑)どうぞよろしくお願い致します! (2019年6月14日 9時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - 初コメ失礼します。Infinit0を出していただきありがとうございます!元々Growthが好きで1からずっと読んでいるのですがここで彼らが登場するとは…これからも更新楽しみに待ってます! (2019年6月14日 4時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪藤 | 作成日時:2019年6月13日 10時