闇鍋無人島ロケ編1話 ページ41
雪宮side
『……どうして、こうなった』
そう呟いて、青い海を目の前にした私は白い砂浜へとへたりこんだ。海による「無人島ロケ一緒に行こう」発言の結果、それを聞いた社長が「行くならみんなでいっちゃえ☆」となり、くじ引きでツキプロのタレント何人かが巻き込まれた。
昂輝「……暑い」
翼「うっそだー、1番涼しそうに見えるぞー?」
望「海だー!ひゃっほい!」
壱流「っしゃー!遊ぶぞー!」
空「いえーいっ!」
恋「海だー!!無人島ロケキター!」
駆「海きれー!」
陽「波にのまれんなよお前らー」
海「はははっ、元気だなぁお前ら!見ろAを!砂浜で倒れてんぞ」
『心配しろよお前は…』
メンバーが元気すぎて暑苦しい。このメンバーの中の唯一大人しい枠のコウは、私に日傘をさしてくれた。
昂輝「Aさん、大丈夫ですか?」
『コウだけだよ、こうして心配してくれるの…。可哀想に、お前だけ大人しい子で…』
昂輝「いえ、大丈夫です。俺は貴女がいれば、どんな所でも頑張れますよ(にこっ)」
笑顔が、太陽みてぇだ…眩しい溶ける…。
昂輝「それで、今回のロケではAさんがここにいる全員のマネージャーになるわけですが…このロケの詳しいお話を聞いていいですか?」
『あぁ、うん。ちょっと待って』
砂浜に腰を下ろし、1つの傘にコウと身を寄せ合って入った。そしてメモを取り出して見せた。
『今回はツキプロch特別編、夏先取りスペシャルというわけで、まだ6月だけど無人島ロケをやります』
昂輝「まぁ、真夏よりはいいですよね」
『うん。で、内容は…なんか、自由に過ごしていいよって、社長が言ってた。いろんなユニットのメンバーがわいわいやってるの撮りたいんじゃね?』
昂輝「……なるほど。つまり俺たちは、何も考えずに自由にこの無人島で楽しめばいいんですね」
『そうだな、頑張ろうぜコウ』
昂輝「ですね、頑張りましょう」
2人でガッツポーズをして励まし合い、元気に走り回る8人を見た。男子高校生並に元気だな。
『あれ(恋、空、望)は何してるんだ?』
昂輝「あれは…さっき移動中恋が話していた、砂浜で追いかけっこする恋人ごっこかと」
『意味がわからん。男カップルか?三角関係?』
昂輝「Aさん的に男性カップルはありですか?」
『別に構わん、コウが衛に嫁入りすると言っても私は笑顔でお祝いするよ』
昂輝「なぜ衛なんです」
なんとなく、思い浮かんだからだよ。
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雪藤(プロフ) - 未來さん» はじめまして、こんにちは。こちらこそ、コメントありがとうございます!1から読んでくださっているのですね、本当にありがとうございます!これからもだらだらとやっていきますので(笑)どうぞよろしくお願い致します! (2019年6月14日 9時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - 初コメ失礼します。Infinit0を出していただきありがとうございます!元々Growthが好きで1からずっと読んでいるのですがここで彼らが登場するとは…これからも更新楽しみに待ってます! (2019年6月14日 4時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪藤 | 作成日時:2019年6月13日 10時