逆眠り姫。後日談 ページ24
『はー…無事終了…』
Growth共有ルームに普通にお邪魔して、みんなでドッキリ企画の録画を見た。
涼太「コウと隼さんのやつ、映像がほとんど残ってないね」
昂輝「俺一人じゃなくてよかった」
衛「ポジティブ」
剣介「でもよかったの?コウ、A姉のお目覚めのキスもらえなかったじゃん」
『プレゼントかなんかか?』
昂輝「…本音を言うと、欲しかった」
涼太「正直だね」
昂輝「だが…なんとなく、Aさんとするなら仕事じゃなくて…愛し合ってからがいいな、と」
一同「おぉ…」
昂輝「叶わないとわかってはいるけどな?…でも、そのくらい、俺はあなたを大事に思っているし…心から、愛しています」
そう言って優しく微笑んだコウは、とても美しかった。
『…ありがとう。そうやって私を愛してくれる人が傍にいるのは嬉しいな。でも…』
昂輝「Aさん、気にしないでください。俺はいつもの、自由奔放で優しいお姉様であるあなたが好きなんです、だから、そのままでいてください」
衛「コウくん…」
昂輝「好きだからって、愛してるからって、Aさんに何かを求めている訳ではありません。俺はただ、好きなものを好きだと言っているだけなので…まぁ、いつも通り、スルーしてください?」
『…!ご、ごめんね?いつもスルーしてるわけでは…あぁ、その…ちゃんと気持ちは受け取ってるのよ?私だってコウのこと…』
剣介「慌ててる(笑)」
涼太「面と向かってそれだけを言われたからスルー出来なかったんだね?」
『わーごめんねコウ!私も、コウのことは愛してるのよ?…もちろん、剣介も、リョウも、衛もね?』
恋愛的な愛してるとはちょっと違うけど、私もちゃんとみんなのことは愛してる。その気持ちを必死に伝えようとすると、剣介に抱きしめられた。
剣介「知ってる!A姉が俺たちに愛情注いでくれてるの、わかってるよ?」
涼太「そしてそれに負けないくらい、俺たちもAのこと愛してるよ?」
衛「ふふ、そうだね!俺、コウくんも、リョウくんも、ケンくんも…Aちゃんも、みんなのこと愛してるよっ!」
涼太「……衛に愛されてもなぁ」
衛「えーっ!?そこでそう来る!?」
剣介「嬉しいくせにー」
昂輝「Aさん、これからも傍に居て、俺たちを愛してくださいね?」
『あはは、それはもちろん。…あと、仕事も頑張るよ』
リョウ達が騒いでいる横で、私とコウは顔を見合わせて笑い合った。
32人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪藤(プロフ) - 未來さん» はじめまして、こんにちは。こちらこそ、コメントありがとうございます!1から読んでくださっているのですね、本当にありがとうございます!これからもだらだらとやっていきますので(笑)どうぞよろしくお願い致します! (2019年6月14日 9時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - 初コメ失礼します。Infinit0を出していただきありがとうございます!元々Growthが好きで1からずっと読んでいるのですがここで彼らが登場するとは…これからも更新楽しみに待ってます! (2019年6月14日 4時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪藤 | 作成日時:2019年6月13日 10時