逆眠り姫。後編《隼》 ページ19
隼｢ごきげんよう、Procellarumの霜月隼だよ？｣
海｢同じく、文月海だ｣
次のターゲットは隼…なのに、海もセットなのか？スタッフさんに聞いたら｢隼だけだと危ないから｣と黒月さんが連れてきたらしい。
隼｢マッサージで…寝ていいのかい？やった♪｣
インフィニの2人とプロセラ年長組のまったりトークの後に、隼だけマッサージになった。…とりあえず眠るのを待つ。
剣介｢……A姉｣
隼が眠ったっぽいから部屋を出ようとすると、剣介に袖を掴まれた。そして一言…
剣介｢生きて帰ってこいよ？｣
…死亡フラグ？
呂庵と零さん、海とバトンタッチして部屋に入り、静かに扉を閉めた時、事件は起きた。
呂庵｢…あれ？映像が…｣
零｢……これは…｣
剣介｢…！A姉…！？｣
海｢まさか魔界に…！？｣
一瞬空間が歪んだような気がして、ものすごい寒気を感じた。…これは、やばいやつだ。部屋の中では隼が眠っている。ただ、それだけ。
キスをすればいい。私の目的はそれだけだ、と隼に近付いて恐る恐る唇を重ねると、優しく頬を包まれた。
『んん……ふぁ…』
隼｢ん……ちゅっ、ふふっ…おはよう？お姫様｣
『……起きてんじゃん…』
壊れ物を扱うような優しい手付きで私を包み込んだ隼は、いつの間にか私を膝の上に乗せていた。
隼｢さて…僕に何をしてくれるのかな？｣
『お目覚めのキスだけです。しかも…これは失敗かなぁ？』
隼｢…逆パターンやる？｣
『魔王様に眠りにつかされたら本当に起きれなくなるから、やめとく』
隼｢真実の愛のキスで…｣
『ばか、王子様いない状態で眠らされたらそのままあの世行きだわ』
そう言ってつーん、としていると隼が私の首筋を優しく撫でてきた。…と、同時に扉が開いた。
剣介｢A姉！！無事かっ！？｣
海｢やっと繋がった！…って、隼！なにしてんだ！｣
隼｢いたっ｣
すごい勢いで入ってきた剣介は私を抱き上げて隼から降ろし、海は隼の頭をぺちっと叩いた。
剣介｢大丈夫か？怪我ない？…よかったぁ…｣
へたりこんだ剣介は、私の胸辺りに顔を埋めて抱き締めてきた。海も無事で良かった、と頭を撫でてきた。
海｢全く…カメラを止めるなよな？心配したんだからな？｣
隼｢ふふ、ごめんね海、剣介｣
『……ありがと、心配してくれて』
呂庵｢…ドッキリ的には微妙だけど、ツキプロの皆の仲の良さは撮れたかもね｣
零｢そうだな｣
ある意味、成功らしいです。
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雪藤(プロフ) - 未來さん» はじめまして、こんにちは。こちらこそ、コメントありがとうございます！1から読んでくださっているのですね、本当にありがとうございます！これからもだらだらとやっていきますので(笑)どうぞよろしくお願い致します！ (2019年6月14日 9時) (
レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - 初コメ失礼します。Infinit0を出していただきありがとうございます！元々Growthが好きで1からずっと読んでいるのですがここで彼らが登場するとは…これからも更新楽しみに待ってます！ (2019年6月14日 4時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪藤 | 作成日時：2019年6月13日 10時
