逆眠り姫。後編《志季》 ページ18
志季「SolidSの篁志季です」
ついに…志季さん来ちゃった…!さすがに志季さんにはものすごい抵抗がある…タレント時代ほんっとにお世話になったんだから!
剣介「…志季さんもターゲットなんだ?」
『そうだよ。…すっごい不安』
剣介「なんでこの仕事引き受けたんだよ?」
『そりゃ…面白そうだったからね』
モニタリングルームで志季さんを観察しながら、いつもよりちょっと元気がない剣介の頭を撫でた。
呂庵「実はね、SolidSのリーダー兼プロデューサーとして頑張る志季にマッサージを用意したんだよ!」
零「気持ちいいから、よく眠れるぞ」
志季「それはありがたいが、番組の収録中に眠るのはどうなんだ?」
ごもっともです。
呂庵「いいよいいよー!寝ちゃってOKだよー!」
志季「なぜ寝かせようとする」
なぜ寝るんだと言う志季さんVS寝かせたい呂庵の戦いがあったけど…しばらくすると志季さんが眠ってくれた。
『じゃ、いってくる』
剣介「あ…行っちゃった」
呂庵達とバトンタッチして志季さんが眠る部屋へゆっくりと侵入し、彼の顔を覗き込んだ。相当疲れが溜まってるんだろうな…起こすの申し訳ない。そんなことを考えながら唇を寄せると…
志季「……なにしてるんだ?A」
……志季さんが目を覚ました。もう少しで唇が重なる、というところで志季さんの唇が動き、その声に私は金縛りにあったような気がした。
『…これ、は……』
志季「A、なんのつもりだ?何をしようとしていたんだ?」
これは、もしや…怒ってる…?
『あの、志季さん…これは、ドッキリで…』
志季「ドッキリなら、俺と唇を重ねてもいいのか?お前はまだ若い、仕事はちゃんと選べ」
身体を起こした志季さんは、私の頭を優しく撫でながら諭してきた。
『はい…ごめんなさい』
志季「わかればいいんだ。…が、与えられた仕事は最後までちゃんとやりきれよ?」
『もちろんです』
呂庵「これ入っていいかな?いいよねっ!じゃーん!志季、ドッキリでしたー!」
零「逆眠り姫ドッキリだ。…が、キスする前に起きてしまったな」
志季「ふっ…甘いな。呂庵、そわそわし過ぎだ」
呂庵「えーっ!?また俺!?柊羽にも同じこと言われたのにー!」
『えー、呂庵、もっと頑張ってよ?』
呂庵「よーし、頑張るぞー!」
志季「頑張れ」
私の頭をくしゃくしゃに撫でた志季さんは、呂庵と零さんに笑いかけて次の仕事に行ってしまった。
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雪藤(プロフ) - 未來さん» はじめまして、こんにちは。こちらこそ、コメントありがとうございます!1から読んでくださっているのですね、本当にありがとうございます!これからもだらだらとやっていきますので(笑)どうぞよろしくお願い致します! (2019年6月14日 9時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - 初コメ失礼します。Infinit0を出していただきありがとうございます!元々Growthが好きで1からずっと読んでいるのですがここで彼らが登場するとは…これからも更新楽しみに待ってます! (2019年6月14日 4時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪藤 | 作成日時:2019年6月13日 10時