衛くんと涼太くん。 ページ14
藤村side
ドッキリを仕掛けられた…翌朝？Aちゃんや宗司くん達と一緒に帰ってきた俺は、次の仕事までまだまだ時間があるからと寮に戻った。
涼太｢あれ？衛、おはよう。おかえり、随分と早かったね？｣
衛｢リョウくん、ただいまー、おはよう｣
確かに早かった、と苦笑いをして終わりにした。ドッキリのことはケンくん、コウくんに知られてはならないから出来るだけ黙っていよう。
涼太｢……。衛、ケンとコウならもう仕事に行ったよ。ドッキリだったんでしょう？その地方ロケ｣
衛｢…！し、知ってたんだ？｣
そう聞くとリョウくんは静かに頷いた。あれ？若干目が怒ってる…？笑ってない…
涼太｢姉さんには困ったものだね？昨日だけで俺以外に6人の男とキスしたわけだ｣
衛｢始くんは失敗したからリョウくん以外だと5人だね…そこに俺も含まれてる｣
涼太｢…ビジネスキスであってもさ、好きな人が誰彼構わずキスしてるのって…複雑だよね｣
俯いてそう呟いたリョウくんの言葉に俺は固まってしまった。
涼太｢…？衛？｣
衛｢今、なんか新鮮味を感じた…｣
涼太｢は？｣
衛｢リョウくんもちゃんとした恋する男子だったんだね！よかったー！それ聞いてお兄さん安心したよ！｣
涼太｢はぁ？な、何言ってるの！？｣
衛｢だってみんな容赦無くAちゃんを口説きにかかるじゃん…お兄さん恐ろしくて｣
涼太｢べ、別に恋してる訳では…！違う、彼女は姉さんだから…！｣
衛｢そんな顔真っ赤にしてー、可愛いなぁリョウくん｣
涼太｢…衛、いい加減にして｣
衛｢あ…ごめんね？｣
怒られちゃった…。朝から怖いなぁリョウくん
涼太｢それより、後編でケンとコウだろ？ケンはケンだからいいとして…｣
衛｢ケンはケンって何｣
涼太｢問題はコウだ。ドッキリ内容は恐らく一緒…仕掛け人がAなのはまずい｣
衛｢あー、なんとなーくわかる｣
涼太｢呂庵さんと零さんがうまく止めてくれればいいけど…｣
衛｢俺達に出来ること、あるかな？｣
涼太｢俺達が仕掛け人になる？そうすれば、最悪の事態は免れるでしょ｣
衛｢最悪の事態、ね…でも案外、Aちゃんなら上手く切り抜けられるんじゃない？それにほら、コウくんはAちゃんを大事にしているし…ね？｣
涼太｢…俺もそう思うけど…もしもの事を考えると、やっぱり何かしらの対策をしたい｣
リョウくんもまた、Aちゃんを大事に思っているんだね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪藤(プロフ) - 未來さん» はじめまして、こんにちは。こちらこそ、コメントありがとうございます！1から読んでくださっているのですね、本当にありがとうございます！これからもだらだらとやっていきますので(笑)どうぞよろしくお願い致します！ (2019年6月14日 9時) (
レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - 初コメ失礼します。Infinit0を出していただきありがとうございます！元々Growthが好きで1からずっと読んでいるのですがここで彼らが登場するとは…これからも更新楽しみに待ってます！ (2019年6月14日 4時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪藤 | 作成日時：2019年6月13日 10時
