16話 ページ18
雪屋side
『はい、珈琲です』
柊羽｢ありがとう。…しかし、衛と志季はまだか？｣
空｢ありがとうー！さっきまもちゃんの悲鳴っぽいのは聞こえたんですけどね…｣
作曲家さん達の集まりで、未だに来ない衛兄と志季さんの話をしながらとりあえず一緒に珈琲を飲んだ。…うん、我ながら今回はいいかも？
空｢美味しい…珈琲すごく美味しい…｣
『ふふ、ありがとう空くん』
柊羽｢相変わらず、優秀すぎる娘だな｣
空｢いいなぁこんな彼女欲しいよぉ｣
『珈琲くらいなら、誰でもいれられるよ』
空｢Aちゃんはアレンジするじゃん。それだけじゃないよ？気遣いできるし、優しいし…あと、一緒にいて安心するよね｣
柊羽｢あぁ…わかるぞ。Aはとてもいい子だ。壱星か壱流のお嫁に…｣
志季｢渡さん…Aは渡さんぞ｣
衛｢はぁ…はぁ……志季さん、そろそろ…自重しましょう…？｣
昂輝｢すみません…拾いました｣
空｢え…コウくん。なんで2人ともボロボロ…？｣
とりあえず昂輝くんから志季さんを預かり、椅子に座らせて珈琲を出した。その間に昂輝くんは衛兄を椅子に座らせ、私が2人に珈琲を出すと昂輝くんが優しく笑ってくれた。
昂輝｢事務所の中で鬼ごっこをしたみたいで…2人して力尽きて倒れていた｣
衛｢と…歳だね……もう…疲れ、て…｣
志季｢おのれ…俺だって、お兄ちゃんって…ｺﾞﾎｯ｣
柊羽｢なるほど、なんとなく理解した｣
昂輝｢大丈夫か、衛…？｣
衛｢あはは…ダメ｣
空｢Aちゃんも大変だね…｣
『…2人とも、年齢考えたほうがいいよ。ちゃんと準備運動してからじゃないと、病院送りだよ』
志衛｢ぐはっ｣
柊羽｢厳しいな…｣
昂輝｢……そういえば、Aは志季さんのことは志季さんのままなんだな｣
『ん？…うんっ』
空｢お兄ちゃんって、呼ばないの？｣
『お兄ちゃんじゃないし…』
志季｢パパでもいいぞ｣
『真顔で何言ってるのこの人…。まぁいいや、私他にもまだお仕事あるから、バイバイ』
早く片付けて、剣介さんに会いに行こう。そう思って、さっさと立ち上がって仕事にもどった。
志季｢…ﾊｯ まさか…あいつデートか…！｣
衛｢ま、まさかケンくん…！俺たちが離れた隙に！｣
昂輝｢……2人とも、見守るということを覚えてください。ものすごく大人げないです｣
柊羽｢正論だな｣
空｢…？？｣
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雪藤（・×・）(プロフ) - ペンギンさん» ありがとうございます！なぜか自然と志季さんがお父さんポジションを獲得してしまうんですよね…(苦笑)コメントとっても嬉しいです、頑張ります！ (2019年9月1日 6時) (
レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン(プロフ) - すごく面白いです(*´ω｀*)他のシリーズでも志季さんがお父さんしてるのが好きなのでこれからの更新を楽しみにしてます！ (2019年8月31日 20時) (レス) id: f669d38244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪藤 | 作成日時：2019年8月31日 8時
