犬が4匹 ページ4
※Aさんが犬の姿になった時は《》になります。
桜庭side
Aから得た情報をまとめると、彼女はケンに助けられた犬で、神様にお願いして1ヶ月前に人の姿になり、毎日必死にお勉強をしていた。そしてこの間ツキプロの就職試験に見事合格…正社員になったにもかかわらずGrowthのところに犬として送られてきた、と
涼太｢…おかしいな｣
衛｢おかしいねぇ｣
正社員になったのに飼い犬扱い？犬が正社員？待って、就職試験の内容が知りたい。Aに聞いても『皆と同じ試験』としか言わない。そもそも彼女は、本当に皆と同じ試験というのが何か知っているのだろうか
涼太｢だめだ、もう考えるの嫌だ｣
衛｢どうしよう…この子を犬として迎えるべきか、女の子として迎えるべきかわからないよ…｣
昂輝｢A…今更なんだが、ひとついいか？｣
『？』
昂輝｢…俺たちは男で、Aは女の子だ。もちろんお前の部屋は俺たちとは別だが…えっと、大丈夫か？｣
『…？だいじょーぶ』
あの顔はわかってない…。俺たちは別に襲ったりはしないけど、女の子が男4人と一緒に暮らすことの恐ろしさをわかっていない…
涼太｢…そりゃそうか、犬だし｣
剣介｢大丈夫だろ、誰も怪我してる女の子を襲ったりしないよ｣
衛｢怪我してなかったら？｣
剣介｢襲わないよ？？｣
昂輝｢…まぁ、大丈夫か｣
『うんうん』
髪はセミロング、綺麗な黒…顔立ちは綺麗だけどそれ以上に可愛いかな。身長は155cmくらい、大人しいけどにこにこしてて人懐っこい印象。第一印象も結構良かったかも
剣介｢…リョウ、なんでそんなにAを見てんの？Aに穴があいちゃいそうだよ｣
『え、穴あくの…？』
衛｢大丈夫だよ、リョウくんの目からビームが出るわけじゃないからね｣
涼太｢…本当に出ないと思う？｣
衛｢えっ、出るの？｣
『…ふぁ』
昂輝｢…？A、眠いのか？｣
衛｢え、まだお部屋に案内してないのに｣
『…きゅうぅ……疲れた…』
剣介｢えっ？あ…｣
ぽふっ、という可愛らしい音と共に、目の前の女の子は黒い柴犬に変化した。
《…くぅん…》
剣介｢…間違いない、あの時の子だ｣
昂輝｢人の姿でいるのは大変…なのだろうか｣
《……すー…》
涼太｢寝てる｣
衛｢ふふっ、かわいいね｣
俺たちは夜遅くまで、何も考えずに目の前で気持ち良さそうに眠る柴犬に癒されていた。
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雪藤（・×・）(プロフ) - 紗由さん» こんばんは、ありがとうございます！サブマネシリーズと掛け持ちで頑張ります！ (2021年4月11日 20時) (
レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
紗由(プロフ) - こんばんは。新作うれしいです！がんばってください！更新楽しみにしています！ (2021年4月11日 20時) (レス) id: 0ea605d8d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪藤 | 作成日時：2021年4月11日 20時
