犬が20匹 ページ20
Aとコウが作ってくれたハンバーグはすごく美味しかった。…が、問題はその後だ
剣介「さっきからAが目を合わせようとしない…」
涼太「仕方ないよ。ケンがAに…」
剣介「わーわー!やめて!?俺はそうやって責められる為にリョウに話したんじゃないぞ!?」
『…!…リョウくん、知ってるの…?』
剣介「あっ、やば…」
怒られるかな、とAの様子を見ていると、彼女は困った顔でリョウの傍に座った
『…リョウくん、どうしよう』
涼太「どうしようって言われても。…まさかケンにおねだりするとは思わなかったし」
『あうっ…』
剣介「…まさか、Aにあんな変なこと教えた犯人は…リョウ?」
涼太「……キスをねだられて唇にしたのはケン」
剣介「わああああなんで言うの!?」
衛「…コウくん、俺たちは空気になろうか」
昂輝「そうだな。…温かい飲み物でもいれようかな」
剣介「A、お前なんて教わったの?」
『え…えっと…』
涼太「この間見てたドラマのキスシーンを見て、あれは何かと聞かれたから答えただけだけど?」
剣介「純粋なAの前で何見てんだよ…」
涼太「キスシーンのあるドラマなんてたくさんあるだろ。ていうか、いつの間にか隣で見てたんだよ」
『ごめんなさい…どうしても気になって』
剣介「まさか、リョウともしたんじゃ…」
涼太「するわけないだろ。俺は純粋なAを穢したりしない」
剣介「ぐっ…ごめんなさい」
昂輝「解決したか?はい、ミルクティー」
『わ、ありがとうございますっ』
衛「え、これ解決したの?」
俺が謝ったことで解決したと判断したコウが温かいミルクティーをいれてくれた。なにが解決したのか全くわかんないけど…ミルクティー美味しい
涼太「…ねぇA、いいこと教えてあげる」
『?』
涼太「ケンはね、Aのことを愛してるんだよ」
『あい、してる?』
剣介「涼太くん?頼むからもう何も言わないでくれるか??」
涼太「ふふ、頑張れA」
『…?う、うんっ』
首を傾げながら頷くAは、やっぱり理解してないのだろう。でももうこの話から離れたくて、俺は無理やり話題を変えた
剣介「美味しいな、ミルクティー!」
衛「無理やりだね」
そしてその日の夜、ちょっと遅い時間。コウが俺の部屋を訪ねてきた。
剣介「どうした?こんな時間に」
昂輝「少し…話したいことがある」
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雪藤(・×・)(プロフ) - 紗由さん» こんばんは、ありがとうございます!サブマネシリーズと掛け持ちで頑張ります! (2021年4月11日 20時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
紗由(プロフ) - こんばんは。新作うれしいです!がんばってください!更新楽しみにしています! (2021年4月11日 20時) (レス) id: 0ea605d8d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪藤 | 作成日時:2021年4月11日 20時