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隼さんに電話をして、全てを話して…対処法を聞いたはいいけれど…
衛｢……キスして、もらった力を返すだなんて…｣
隼さんによると、Aちゃんは俺が病気で倒れた思って、自分の命に関わるレベルの力を俺に注いだらしい。…確かに、そう納得できるくらい俺の身体は軽い。
衛｢返すのはいいけど…キスか…｣
唇と唇を重ね合わせるのか…目の前の苦しそうなAちゃんは、少しずつ弱ってきている。これは、覚悟を決めないと…
衛｢……ごめんね、Aちゃん｣
勝手にこんなことするのは気が引けるけど…彼女の人生を奪いたくない。そしてぐっ、と拳をにぎって、彼女の顔にゆっくり顔を近づけた。
衛｢…A、愛してるよ…｣
頬に手を添えて、ゆっくりと唇を重ね合わせる。彼女が怖がらないように指を絡め、ちゃんともらったものを返せるように、深く口付けた。
衛｢んん…っ…は…｣
『…は…っ…』
成功したのだろうか…ハラハラしながら彼女をじっと見ていると、絡めていた指がぴくりと動いた。
衛｢……！A…？｣
『……う…』
衛｢Aちゃん！よかった…よかった…っ…｣
『…まも、る…？なんで、泣いて…』
ちゃんと返せたらしい。彼女の少しずつ熱は下がっていき、呼吸も整っている。助かった…みたい
衛｢ありがとうね、Aちゃん。俺を助けようとしてくれてありがとう…！｣
ぎゅっ、と彼女を抱きしめてお礼を言うと、ちょっとずつ状況を理解し始めたAちゃんが抱きしめ返してくれた。
『衛も…無事でよかった…。倒れてたから、びっくりした…』
衛｢ごめんね？もう何日も寝てなくて…考え事してたらそのまま寝ちゃったみたいで｣
『考え事…そっか。衛、寝不足はよくないよ』
ちゃんと寝てね、と小さく笑うAちゃんに｢ありがとう｣と言って頬を撫でてあげると、彼女は少し何かを考えるような仕草をして、俺の顔をじっと見た。
『衛…私に何かした？』
衛｢えっ……あぁ、えっと…もらった力の返し方を隼さんから聞いて、返したんだよ｣
『…どうやって？』
衛｢……えぇーっと、ねぇ…｣
『…？』
言えない。キスしましたなんて言えない…！どうしよう、と悩んでいると外したままのチョーカーが目に入った。
衛｢あ、チョーカー付けないとね！いやぁ、Aちゃんが無事でよかったぁ｣
『ちょっ…衛…？』
衛｢ほら後ろ向いて？付けてあげるから｣
とっさに話を変えたけど…隠しきれる気がしない。
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雪藤（・×・）(プロフ) - snowさん» 最後まで読んでくださりありがとうございました！！確かに始さんがライバルだったら大変そうですね…！そしてどっちを応援したらよいのか…(笑)温かい感想ありがとうございます！これからも頑張りますね！！ (2019年12月17日 19時) (
レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - ヒロインちゃん、強くなったと思います。衛さんが何かやれば、きっと、涼太君からシバかれるだけだと思ってます。幸せな話を見れて、良かったです。これからも頑張って下さい！ (2019年12月17日 17時) (携帯から) (レス) id: bc61ae6263 (このIDを非表示/違反報告)
snow(プロフ) - 完結おめでとうございます♪結構、好きだったので、寂しいです！ライバルが始さんとかだったら、衛さん、大変だったろうなと思います。ケン君も勿論、素敵だと思うんですが、でも、始さんや隼さんとか手強そうにみえます。 (2019年12月17日 17時) (携帯から) (レス) id: bc61ae6263 (このIDを非表示/違反報告)
雪藤（・×・）(プロフ) - 唯花さん» コメントありがとうございます！裏話…いい感じに話がまとまれば…書きたいですが…。もし出せそうなら番外編を作りますので、気長に待って頂けるとありがたいです (2019年12月16日 20時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
唯花 - うらばなしができればしりたいです！ (2019年12月16日 18時) (レス) id: 1cf2f285a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪藤 | 作成日時：2019年12月4日 23時
