もしものお話�∧圓�まけ ページ37
☆本編だと実際こんな感じ☆
『あーっ！今日も疲れたー！ソファ陣取ってやる！』
剣介｢A姉、はしたないぞー｣
涼太｢そうそう。お嬢様らしく、お淑やかにしないと｣
『誰がお嬢様だ』
剣涼｢実際お嬢様だろ｣
衛｢まぁまぁ、お茶はいったからどうぞ〜。はい、お嬢様。コウくんの手作りお菓子もあるよ｣
『ほんと？やったぁありがとう…！』
昂輝｢ふふ、お嬢様か。Aさんに仕えるのは楽しそうだな｣
『私、人使い荒いって言われたけどね』
剣介｢えー、意外。何させてたの？｣
『ん？…えっとねぇ、なんだっけなぁ……あ、落とし穴の後始末』
剣介｢え？｣
『あと、睦月邸の罠の処理』
衛｢ん？｣
『それから…ちょっと壊しちゃった盆栽の修理？』
昂輝｢…なる、ほど？｣
涼太｢何この子。養子でしょ？何してきたの｣
『いや、ちょっと…始と喧嘩してね？』
剣介｢子供の喧嘩に周りが盛大に巻き込まれるやつだ｣
『そんな感じ。…だけどいい？コウ』
昂輝｢……旦那さん希望で｣
衛｢それでも旦那さんになりたいコウくんってすごいと思う｣
昂輝｢好きだからな｣
『キュンときた』
剣介｢A姉が揺らいでる｣
涼太｢お嬢様、ちょっといい？……コウに手を出したら許さない｣
『ボソッっと怖い声が聞こえた』
涼太｢気のせいじゃない｣
『なんで疑問形じゃないの』
涼太｢…気のせいじゃないからだよ｣
剣介｢んー、A姉がお嬢様なら、俺と衛はA姉のペットかな。可愛がってもらいたい｣
衛｢俺もペット？？｣
剣介｢道連れ｣
涼太｢俺は、Aには仕えたくない。むしろAをこき使う側になりたい｣
『うわ…私が日頃どれだけ働いてるか知ってるか？』
涼太｢知ってる。だからこそ、俺がAのスケジュールを掌握するんだよ｣
衛｢何気にすごい優しい気遣いを感じる｣
昂輝｢確かに…それならAさんの働きすぎを改善出来るな｣
剣介｢働き方改革だな｣
『ただの転職では？』
剣介｢ま、俺らのお嬢様は、たくさん愛情を注がれているということだよ｣
『今更だけどお嬢様っていう年齢なのかな？』
涼太｢大丈夫、まだ(見た目が)子供だろ？｣
『は？』
剣介｢あー、怒らないでー！｣
昂輝｢俺の中ではちょっぴりお転婆なお姫様だな｣
衛｢ちょっぴり？ちょっぴりなの？｣
昂輝｢とても素敵な、お転婆姫だ｣
そう言って笑うコウに、誰も反論しなかった。
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作者名：雪藤 | 作成日時：2019年12月4日 15時
