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続き ページ33

剣介「あーっ!おかあしゃんがまもるにおそわれてるっ!たすけなきゃ!!」

お昼すぎ、剣介くんの元気な声で目が覚めた。体を起こそうにもなんか重い。首を動かして周りを見ると、衛くんが覆いかぶさるようにして寝ていた。

『……衛くん、重い』

涼太「まもる!はやくおきないとたたくよ!」

衛くんをペちペち叩きながら涼太くんが怒っている。剣介くんも衛くんに突進している…攻撃の反動がこちらにも来るんだが。

昂輝「まもりゅ、おかあしゃんからはなれろっ」

昂輝くんも一緒になって衛くんを叩く。みんなでお兄さんをいじめないであげて。

衛「う、痛い、痛いんだけど…っ、あぁ!Aさんごめんなさい!重かったね、今どきます!!」

顔を真っ赤にしながら距離をとる衛くん。それと同時に子供達が私に抱きついてくる。かわいい(8回目)

涼太「だいじょうぶ?なにもされてない?」

剣介「どこもいたくない?」

昂輝「だいじょうぶか?けがとか…」

『大丈夫だよ、衛くんはなにもしてないよ。だから、仲良くしないとだめだぞ?』

衛「起きてすぐとんでもない目にあった…」

『衛くん大丈夫?体痛くない?』

衛「あ、大丈夫です、ごめんね重かったよね」

しょんぼりする衛くんに大丈夫だよと笑いかけると衛くんも笑ってくれた。体は大人でも中身はやっぱ子供だな…

『…さて、早いところ夕食を作りますか。材料はあるからみんなで作ろうね』

「「「はーいっ」」」

今は夕方の4時。子供だから早い方がいいと思ってみんなでハンバーグ作りを始めた。火を使う作業は全て私がやって、混ぜたりするのは彼らにやらせよう。

『はーい、じゃあ混ぜましょう!』

小さなボウルに材料を分けてみんなで混ぜられるようにした。衛くんは笑顔で見守っている。

剣介「まぜたー!」

涼太「つぎはなぁに?」

『次は好きな量とって、こうして丸くします!』

昂輝「こうか?」

隣で黙々と作っていた昂輝くんが見上げてきた。

『おぉ、上手!綺麗すぎる楕円』

昂輝くんの楕円形に感動していると、反対側から剣介くん達の笑い声が聞こえた。

剣介「まもるへたくそー!はははっ」

涼太「まもる、こうやるんだよ!ちがう、あー…」

衛「あーって…あれ、形が崩れてゆく…」

『……衛くん、楽しそうね』

衛「え、そこで見捨てるの?待ってAさん、マネージャーさーん!」

衛くんを見捨てた私は昂輝くんのハンバーグに火を通し始めた。

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雪藤(プロフ) - あいりさん» コメントと応援ありがとうございます!まだまだ初心者ですが、これからも頑張ります!(*´∀`*) (2019年2月14日 17時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - コメント失礼します! とってもいい作品でした!これからも応援してます! (2019年2月14日 16時) (レス) id: 6a2f1ef967 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪藤 | 作成日時:2019年2月12日 23時

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