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続き ページ26

コウくんの言葉が辛辣すぎる…。

『衛にしては、って。厳しいなぁ』

「…あぁ、悪い。今まで何枚もの食器達が葬られてきたものだからな。」

「うぐっ……!!」

何も言えない。正論ですコウくん。

『……んー、高台はこれで問題はないっぽいな…じゃあ、腰の部分か。』

「なるほどな、衛はよく手を滑らせるから、引っかかるところがあれば…」

『あー、それだ。よし、では衛。』

「は、はいっ」

いきなり呼ばれて、びっくりしてAちゃんを見ると、頬にキスをされた。…え、キスされた?

『次はもっといいものを作るから、待っててね?』

そう言ってAちゃんはシンクの中の割れたお茶碗を片付けてから出ていってしまった。

「……Aちゃんに、キスされました」

「あぁ、見てた。衛…お前、自分からやるくせにやられるとダメなんだな?」

いじわるそうに笑うコウくんを見て、さっきのがっつり見られてたんだな、って思った。……え、待って見られてたんだ!?

「見てたよ。衛は本当に、Aが好きだな」

「う……好き、ですよ。俺は陶芸詳しくないけど、陶芸について楽しそうに語るAちゃんも、俺のために工夫してお茶碗作ってくれるAちゃんも……というか、全部好きです」

真っ赤になっているであろう顔を覆いながらコウくんに全て自白した。コウくんは静かに頷きながら話を聞いてくれた。そして優しく笑って言った。

「あいつのお茶碗、楽しみだな?」

「……はい!」

次にAちゃんが来るまでに、俺も曲を作っておこう。そして、彼女にプレゼントしてあげよう。

それから…次こそは壊さないように頑張ろう。

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雪藤(プロフ) - あいりさん» コメントと応援ありがとうございます!まだまだ初心者ですが、これからも頑張ります!(*´∀`*) (2019年2月14日 17時) (レス) id: e3a335fc77 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - コメント失礼します! とってもいい作品でした!これからも応援してます! (2019年2月14日 16時) (レス) id: 6a2f1ef967 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪藤 | 作成日時:2019年2月12日 23時

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