7歩 ページ7
《えっとねー、この世界では通常物販が1〜15アルチェで取引されてて、高価物販が50〜100アルチェで取引されるんだ！ゾムのところでの1000円のお金がこの国では10アルチェほど、価値が100倍に膨れ上がっていたりするんだよ！》
zm「ほーん...、？つーことは今持ってる金で……1500アルチェあることになるんか、」
この世界では結構な金持ちなのではないだろうか、？これはいい立ち位置に出たもんや、と心の中で思いながら宿の中に入っていくと数名が盛り上がっていて案外落ち着けるような場所なのが伺えた
zm「……俺、ここでやって行けるか、分からへんなぁ……＿＿」
平和そうなのは1つを除いて、なのだが…
そうこうしている間に
大男共がワーワーと騒ぎまくってる光景が目の前に広がる。
zm「騒がし……、！これもしかしてなんかのイベントあるやつちゃうん...？！」
何かのものが飛び交う光景を眺めて困り顔の従業員に近づき2ヶ月泊まりたい、という趣旨を伝える。先払い制なのかお金をほい、と従業員に渡すと周りの男共に気付かれないようにコソコソとコノハと一緒に部屋に向かう。
《す、凄かったね、》
流石のコノハもビックリしたのかゲッソリ、という言葉が似合う顔になっていて笑いそうになった。
でも流石に五月蝿すぎるのではないか？？と不思議に思った。これはこの後サブクエストがあるんじゃないか、と悪い方に考えてしまう
上に登ればだんだんと声が遠のいていき、やっと静かになる、下からの声はあまりこちらには届かないらしく夜は眠れそうだ...と安堵する感情が広がった。なんつうところに泊まろうと思ったんだろう、と思いもしたが値段も安いようだし、毎回飯は外に食いに行けばいいし、風呂もついている、別に不備はないように思えた。
zm「ここかぁ...どっと疲れた気がする……」
少し新しめの扉とドアノブ、そこに手をかければきぃ、と金具の音が廊下に響いた。中はまさにThe洋風という部屋が広がり自分の家には畳があったな……と少し恋しくも思った。
だが泊まる場所があるのはありがたい。いきなり異世界にほおり出されて何も持たずに野宿なんて以ての外。最悪なのだから
《ぉ！中々に綺麗だねぇ！ね！ｿﾞム！》
確かに中々に綺麗である。
でもそうだということは掃除が定期的に入るということ...、バックは毎回持ち歩くことが必須だということだろう。まァ俺がこっちに来る前もそうしてたのだが、いいだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Loki | 作成日時：2020年2月18日 23時
