2回目の初恋.Akito 4*

＊107＊ ページ17

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あれから









照『A、おはよう！』


『優里ちゃん
昨日のドラマ見た〜？？』






照『A、ノート見せてくれへん？』



『望っ、帰ろっ！』








.









ずっと
照史くんの事を避けた









これでええんや









そう思えば思うほど...









私の心の中にある
何かが減っていく気がした。









.








ズキッ








胸を締め付けるような痛み





もう忘れたはずなのに。









突然流れる涙は





自分ではどうにもできなくて









ひとりで泣いてると








望はどこからかやってきて
抱きしめてくれた。









望『ここにいたん？
探したんやで？』








『ゔっ.......ごめんね』









望、ごめんね。








不安にさせちゃうよね...









『望...........好きだよ』






望『俺も、好きやで』









望のことを不安にさせたくなくて





"好きだよ"






その言葉を
何回も望に言った。









『望........嫌いにならないで。』








泣いてばっかで
すごく面倒くさい子だと思う







また......







嫌われちゃうのかな。








また......







私の目の前から
いなくなっちゃうのかな。








思い出したくもなかった







何度呼んでも
振り向いてくれなかった







後ろ姿が目に浮かんだ。









『嫌やっ！
もう、どこにも行かんでよ！』









もう........





嫌やねん。








もうあんな思いしたくないねん。








望『Aっ！大丈夫やって
俺はずっとそばにいるから！』







望の胸の中で






子供みたいに声を出して
泣くことしかできなかった






****


つ...ついに！
しげカラーになりました泣

本当にありがとうございます！

土日で完結します。

更新頑張りますっ！

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