2回目の初恋.Akito 2* (ページ18)

今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:102,959 hit

＊048＊照史ページ18

最近...Aが冷たいねんけど...

照『なぁ、Aっ！』

『あっ、ごめんね！
今日は、真っ直ぐ家帰らなきゃ！』

......俺、避けられてる？

目も合わせてくれんし。

はぁー...

花火大会の話しようとすると
強引に話題変えてくるし...

これじゃあ、誘えへんやん。

Aと小瀧が
俺の家に来た時に誘えば
よかったけど...

小瀧おったし

流れでじゃあ、行くかっ！

って言うのが嫌やった。

ちゃんと、誘いたいんやけど...

『おいっ、桐山ッ！笑』

後ろからドンと押されて
振り向くと

照『なんや、小瀧か』

って、なんでそんな笑顔なんや

望『そんなにちんたらしてたら
俺、Aのこと奪うで？笑』

小瀧とは
水族館行った時に仲良くなった

良き友達でもあり...

良きライバルや

照『それは、させん。』

望『じゃあ、あと少しだけ待ってやるわ！』

あと少しだけやで？

そう言って

どっかに行ってしまった。

照『言うなら、今日やな。』

「照史くん...」

嫌いな声や。

照『なんやねん。』

俺にはまだ解決しなきゃいけない
問題がある。

藤田美奈。

照『お前、Aに何もしてへんよな。』

少し言い方はきついかも
しれんけど...

やっぱり、許せへんねん。

「何もしてへんて！笑でも...」

なんで笑えるん？

その笑顔に寒気がした

「でも...あの子可愛いから笑
ちょっかい出したくなるな～」

照『お前、ふざけんなよ』

俺が本気で
怒るのを楽しんでいるようだった

『あっ、照史くん？』

Aをこいつに近ずけたら
あかん。

そう思って、Aの腕を掴んで
その場からいなくなった。

照『帰るんやなかったん？
小瀧どうしたん？』

『望、用事あるからって先帰ったの！
それで、忘れ物したから...戻ってきたの』

あいつ、何してんねん...

小瀧...
俺に気を使ったんか？

じゃあ、帰るねって

俺から離れようとするから

思わず腕を掴んだ

照『一緒に帰ろうや。』

『で、でも遠いし！』

照『気にせんでええし
俺がAと帰りたいだけやし。』

そう言うと

『私も、照史くんと帰りたい』

顔を真っ赤にしながら
見てくるAに

俺は、期待してええんかな？

****

小瀧くん優しすぎるでしょ((ぼそっ