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*045*望 ページ15

『お前らの中ってそんなに簡単に崩れるほど
もろい関係だったんか?』



その一言で
目が覚めたわ。


確かに
初めは好きになったから
ずっとそばに居たかった。


でも、だんだんと友情や愛情を
超えた絆を感じる時もある



こんなんで...こんなんで離れたない。



とはいえ...
Aの家の前で突っ立って
早くも1時間が経っていた



学校終わってから
きたからもう遅いし...


迷惑かっ...?



((♪♪♪〜



携帯が鳴って
誰やろ?ってみたら


Aやった。



『...あっ、望っ?』


望『おっ、おう...』


何緊張してんねん俺


『今から会えへんかな...』


2階のベランダから
Aが見えて


望『おっーい!Aっ!』


俺を見るなり
すぐに家のドアを開けてくれた


『望っ...泣』


望『なんで、Aが泣いてんねん...』


1日会ってなかっただけなのに...

ずっと会ってなかったみたいで



初めて失ったものの
大きさに気がついた



望『ホンマにすまんかった。
Aに嫌な思いさせるかもって...思ったのに
俺、自分のことしか考えてなかった...』


こんな時に抱きしめたら
また、嫌われる...よな。


望『俺、ホンマに最低や。
こんな俺、嫌いになったよな?』


『嫌いになんてなるわけないやん!
それに...望、ずっと元気なかったの...
私のせいなんやろ?』



望『Aは、何も悪くない!』



『ずっと、私に悪いことしたなって...
悩んでたんやろ?ごめんね、望...』


俺のワイシャツが
Aの涙で濡れていくのがわかる...


泣かせたのは俺や。



『いつも私のことを
支えたくれてるのに...
話も聞かずに、いなくなってごめんね』



望『俺はええから、もう謝らんでええから』


支えられてるのは
俺の方やで



『これからも、仲良くしてくれる?』


望『当たり前やん。』



ホンマに?って
泣きすぎて鼻を真っ赤にしながら
俺の顔を見てくるA...



望『好きやでっ』


思わず言ってしまった言葉


『私も好きやで!』



いや...そういう好きやなくて...



でも、なぜか自然と笑顔になれて
笑い合えた...



もう、笑ってくれへんと思ってた


ホンマに大好きや


Aの事が

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ふゆのみず(プロフ) - 続編みたいです!!この作品、面白くて切なくて、とても素敵な作品なので、読ませていただいております!! (2015年4月11日 12時) (レス) id: 2b4318fe47 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 続編みたいです!!! (2015年4月11日 12時) (携帯から) (レス) id: 2e669d11fc (このIDを非表示/違反報告)
莉菜(プロフ) - 続編みたいです! (2015年4月11日 9時) (レス) id: 49e4371ad4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆろおる(プロフ) - 続編を見たいです! (2015年4月11日 7時) (レス) id: 5dd0de2bab (このIDを非表示/違反報告)
ひら - 続編見たいです。お願いします。 (2015年4月11日 6時) (レス) id: d181f61acb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優衣 | 作成日時:2015年3月28日 0時

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