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*044* ページ14

照『うわぁ〜めっちゃ久しぶりや!
Aの家の匂い懐かしい〜』



『えっ!私の家ってどんな匂い!?』


照史くんが
いつもと同じように
接してくれるから


私も自然な ままでいれた



でも、甘えちゃダメだ。



『あのさっ...』


ちゃんと言わなきゃ。



『照史くん...昨日はごm『ごめん。』』



えっ...なんで照史くんが謝るの?



『照史くんは、何も悪くないやん』



照『...Aに、嫌な思いさせた
藤田、あんなやつだと思ってなくて...』



『違うよ。』


それは違うよ。
藤田さんの言ってること
何ひとつ間違ってなかったもん。



『藤田さんの言ってること正しかった。
でも、私...動揺しちゃって...
それで望のこと言われて
思ってもないこと言っちゃったの。』



いつの間にか
握られていた手が
温かくて...



もう、この温もりに
触れられないと思ってたから


嬉しくて...安心して
涙が溢れ出ていた



『照史くんにも
酷いこと言っちゃって...』



ぎゅって抱きしめてくれて
もっと涙出て


『ご...ごめんね。』


うまく声が出せなかったけど
ちゃんと言えた。



照『俺こそ、ごめんな?』



『謝らんでよ。』



照『でもさっ...Aっ?
俺よりも、ちゃんと話せなあかん人
おるやろ?』



望...
許してくれるかな...



照『小瀧...めっちゃ元気なかったで?
あいつ、俺に謝ってきたんだよ...』



『望がっ...?』



照『藤田に誘われて、断らなかったこと
ずっと後悔しててん。辛くて...
Aに、本当の事言う前に...俺に』



私...本当に何してたんやろ。


望がっ、ずっと元気なかったのは...
そういう事やったんや...


望が、苦しんでる姿
そばで見てたのは私やったのに...



『私...望とちゃんと話す!』



照『そやなっ、Aなら大丈夫や』



頭をぽんぽんってしてくれる
照史くんの手が
すごく優しくて...


私に勇気をくれる気がした。




『もうちょっと
このままでも...ええかな?』




私にとって
お兄ちゃん的存在でもあるけど


でもやっぱり



照史くんが好き。

*045*望→←*043*照史



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ふゆのみず(プロフ) - 続編みたいです!!この作品、面白くて切なくて、とても素敵な作品なので、読ませていただいております!! (2015年4月11日 12時) (レス) id: 2b4318fe47 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 続編みたいです!!! (2015年4月11日 12時) (携帯から) (レス) id: 2e669d11fc (このIDを非表示/違反報告)
莉菜(プロフ) - 続編みたいです! (2015年4月11日 9時) (レス) id: 49e4371ad4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆろおる(プロフ) - 続編を見たいです! (2015年4月11日 7時) (レス) id: 5dd0de2bab (このIDを非表示/違反報告)
ひら - 続編見たいです。お願いします。 (2015年4月11日 6時) (レス) id: d181f61acb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優衣 | 作成日時:2015年3月28日 0時

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