Tears Love**J.N

▽026▽ 中間 ページ26

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淳『よしっ、終わった！』





今日は会議もないし
仕事も終わったし！




早く帰れるな〜♪って
1人で浮かれてると






「中間先生、もう帰るんですか？」





話かけて来たのは
俺と同じで今年赴任してきた





"新谷 菜奈"





教科は国語で
確か歳は俺の一個下。






淳『ええっ、もう仕事終わったので』


新「じゃあ...お食事でも行きません...？」


淳『今日は...すいません。
またの機会でもいいですか？』







予定は何もないけど
気が進まないから断った。









新「そうですか...
実は中間先生に合わせたい人がいるんです」



淳『合わせたい人？？
僕の知っている方ですか？』



新「ええ、よく知ってる人です」






新谷先生と俺の
共通の知り合いって誰やろ？



この時は
まだ誰だかわからなかった。






..




外に出ると土砂降りの雨で



車までの短い距離でも
だいぶ濡れてしまうほどだった。





車を出そうとしたら




《〜♪♪♪





携帯が鳴って見てみると



照史からで



照《今日、A家に1人やねん
だから、なんかあったらお願いな！



淳《おう！任せろ！




なんて返信したけど
あいつ心配しすぎやろ笑




1人でいたって平気やろ
子供やないんやし





そう思って
家に帰宅すると





Aの家の電気はついてなくて



まだ帰ってないんかな...
いつもなら帰ってきてるはずやけど




ちょっと心配になって
見に行くことにした





淳『えっ...Aっ？』





すると
ドアの前にうずくまる
Aがいて






雨で濡れた体は
小さく震えていた






淳『おい！Aっ！
しっかりしろ！』





『....さむ......いよ....』





そう言って凍える体を
ぎゅっと抱きしめた



顔は真っ赤で
熱があるみたいやった







取り敢えず
俺の部屋に運んで
できる限りのことをした





辛そうにうなされる
Aの手を握りながら


早く良くなってな....




そう思ってたけど。




起きたAを見て
ちょっと怒りが爆発←




淳『お前さッ！
なんですぐ連絡して来なかったんや！
俺が気付かんかったら
今頃大変なことになってたで！』



『......................』




淳『なに黙ってんねん！』






困ってるのに
頼ってくれなかったのが
寂しくて...Aにそんなこと言ったけど。




『だって.........泣』






"淳太くんに
迷惑かけたくなかったやもん"







そうさせた原因は





俺やな....。

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