Tears Love**J.N

▽003▽ ページ3

.




先にクラスが発表されて







『ふふっ笑 また一緒やっ』






何て思ってると






『Aっ！』





『あっ、大毅おはよっ！』






噂をすれば...
ご本人登場っ笑






重『また同じクラスやなっ！
今年もよろしくっ！』





『もう〜大毅うるさいから嫌やわ』





重『えっ！？そんなこと言わんで！笑』





大毅とは
中学が同じで





きっかけは何だったか
よく覚えてないけど






今は何でも話せる
大親友。






‥







先にクラスが発表され
荷物を置いて

体育館に向かう。







重『担任誰やろうな〜』





『ほんまやね笑』








まっ...
正直誰でもいいかなって思う。






この学校の先生は
みんな優しい人ばっかやし






重『美人で綺麗な先生やったらどうする？？
俺、好きになってまうかも〜♡』







『何言うてんのっ！笑
まず、先生好きになるなんて
ありえへんやろ！』






重『そんなん、分からへんやん！』








そんなん漫画だけの話し。





どこか私は冷めていた。







っと言うより







先生になった淳太くんを
誰かが好きになってるなんて...








想像したくなかっただけかも...







重『A、暇〜』






早く発表すればいいのに






教頭の長い話で
眠気が襲ってくる...







重『桐山さーん？
寝たらあかんで〜』








『わかってるけど......』








隣にいる大毅にもたれかかると
頭の位置がちょうどよくて.....








重『いやっ....あの！
A.......///』









『担任発表の時
起こしてくれへん？』









重『おっ...おん』









寝ている私に









"はぁ........."








"俺の気持ちも少しは考えてや"








"A.......好きやで"









そう言っていることなんて






知らなかった。









_________



重『Aっ！起きて！』





大毅の声と
周りの女子の黄色い歓声で
目が覚めた。





ステージには
先生たちが並んでいる









重『なぁ！あの人綺麗やないっ！？』









『えっ..........？』









重『んなぁ！聞いてる？？』




.









『嘘やっ...........』









.








重『............Aっ？』









目の前の光景が







夢なのか現実なのか






区別がつかない。









だって...








『........淳太くん』









ここにいるはずのない。








私の大好きな人がいたから。

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