▽017▽ 藤井 ページ17
.
だから
2年になって
ずっと寝坊して行くの
面倒くさくて...行かへんかったけど
同じクラスに...
しかも席の隣がAで
めっちゃ嬉しかった。
俺のこと覚えてないのは
ちょっとショックだったけど...
流『そういえば『おい、藤井っ』』
話しかけてきた
中間先生がチラッと
Aのこと見ると...
わかりやすいぐらいの態度。
流『なるほどねっ』
こいつのこと好きなんやッ笑
先生のことが好きやなんて
可愛いとこあるやん
流『でも、
すぐに俺の女にしてやるから』
まっ、時間の問題やろうなッ
.
正直、
俺に落ちない女なんていないって
自惚れてた所があった。
所詮、他の女と変わらん。
また
すぐに俺のこと好きになるやろ
そう思ってた。
だけど
流『Aちゃん、一緒に帰ろうやッ!』
『ごめんっ
私、大毅と約束してるから!』
二人っきりになろうと
いろんな口実を使って誘うけど
毎回断られる...
というか、避けられてるッ!?
俺のなにが悪いんや......
そう思った時に
電話が鳴った
ディスプレーには
この前相手してやった女
.
その時、ハッとした。
.
そうやっ、
"桐山A"
俺が追いかけてる人は...
好きになった人は...
今までの女とは違うんやって。
名前を呼べば
何も言わずに俺の後ろをついてくる
そんなやつじゃない。
だから
変わらなあかん
そう思って
今までの女とは縁を切った
女遊びもやめた。
.
だけど
流『なぁ、なんでなん?
あいつのどこがええの?』
そう聞いた時
顔を真っ赤にして
照れながら考える
Aが
めっちゃ可愛くて...
独り占めしたいと思った。
だから
流『理由もないのに好きなん?』
廊下に
あいつがいるのを知ってて
流『そんなやつやめて
俺にしとけやッ』
見せつけるように
.
キスをした。
2人の仲が
ぐちゃぐちゃになればええ
そしたら
あいつの所にもう行かんやろ?
薄目で
あいつがいなくなったのを見て
そっと
Aからはなれた
でも
『りゅ....せいくん....』
"どうして.....?"
今にも消えそうな声で...
溢れ出てる涙を見て。
何も変わってない。
俺は最低なやつのまんまや....
そう思い知らされた。
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はるか - とてもいい作品なので、更新頑張ってください! (2017年7月20日 11時) (レス) id: 78c85f2f85 (このIDを非表示/違反報告)
てるりん(プロフ) - ほんとですか!ありがとうございます!更新楽しみにしているのでこれからも頑張ってください! (2015年8月18日 21時) (レス) id: e0a0a65f11 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - てるりんさん» 恐れ多いお話ですが...私でよければ!是非お願いします! (2015年8月18日 21時) (レス) id: bf7e127898 (このIDを非表示/違反報告)
てるりん(プロフ) - こんにちは!てるりんと申します。いつも優衣さんの小説読んでいます!優衣さんの作品をおすすめ小説として紹介しているのですが、私のおすすめ作者さんとして優衣さんを紹介したいと思っているのですが、いいですか? (2015年8月18日 18時) (レス) id: e0a0a65f11 (このIDを非表示/違反報告)
優衣(プロフ) - 阿修羅さん» ありがとうございます^^ (2015年7月7日 20時) (レス) id: bf7e127898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優衣 | 作成日時:2015年6月15日 22時