私の口癖は「死 にたい」

餅と兎と宇宙人 ページ9

目を開けるとそこは天国でした




















なんてことは無くピッピッと機械音のなる病室






「なんだ。死 んでないじゃん」









少し残念な気持ちと、死を間近に感じた興奮で複雑な心境







「痛たたた」





起き上がると悲鳴を上げる私の体
まじ知らん人を助けて自分が死の淵に行くとかヒーローじゃん
なんて考えられるほど他人事のように感じる




当たりを見渡すが、この病室は個室で私が知ってる病室の何倍も大きい
もしかして何かの実験にされてる？





とりあえずナースコールを押そうとするとガラガラとタイミング良く病室の扉が開いた





？「あ、起きてる、よかったあぁぁぁ(泣)」
？「ヒョン！こんなとこじゃ目立ちますよ！」
？「うん、うん、、(泣)」




その場で泣き崩れる男性とそれを介護する男性
看護師さんどこ？誰かこの状況を説明して？









...


まだ泣いてるお餅っぽい男の人と目がまんまるなうさぎみたいな男の人




これまであったことをひとつずつ説明してくれた
携帯の主はお餅の人で電話に出たのは兎さん
あんたか黄金マンネは。初めまして。




んで待ち合わせ場所にサセンと言われるストーカー？が居て
一緒になろうって言って切りかかってきて？
そのメンヘラから庇って助けた？
やっぱり私ヒーローじゃんやるねぇ







？「それで、Aさんが意識なくなっちゃって、テヒョニヒョンが救急車と警察呼んでくれて、僕はサセンを取り押さえて、ジミニヒョンが病院に同行した」

？「ごめんね、携帯一つで大変な目に遭わせてしまって、しかも女の子の体に傷まで作っちゃって、本当にごめん」







どこで私の名前を知ったか知らんが、感謝しろよなとでも言うかのように腕組みをして仁王立ちをする兎。
それに対して泣き止んだもののまた今にも大粒の涙をこぼそうとするお餅さん






「泣かないでください。ね？私生きてますし？ね？」






必死に作った笑顔で私元気ですアピールをする




それがいけなかったのかとうとうお餅さんは大粒の涙をポロポロと流しながら私の手を取った
























？「本当にごめんなさい。大切な体を傷物にした責任はしっかりとるから。Aさんのこれからは僕が責任取るから。だから僕と結婚を前提にお付き合いしてください」


















は？

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す