私の口癖は「死 にたい」

悲報と速報 ページ17

イケメンたちが出ていったあと看護師さんに傷口の処置やバイタルサインを測定してもらってから携帯を探し出し(床頭台の上に置いてあった)で会社に電話をかける











繋がったと共に聞こえてくるのは社長の心配そうな声と









悲報だ

















「まじかよ、、、」









クソほど淡白な人だとは思っていたが聞こえてきたのは私は明日から無職だということに












簡単に言えばクビ



















I am KUBI
















理由は今日の会議に使う資料が私のこの件によりプロジェクトが進まず相手の会社と揉めに揉めたこと

大きな損害により救済処置は無く私は首を切られて話が終わった

















「明日からどうやって生活すればいいのよ、、」
















携帯を切ってまた横になる

騒がしい一日があっという間に過ぎ去ろうとしている
いつの間には窓から見える景色が紫色に陰ってきていた











「畜生、人の命には変えられねぇけど、、、不公平だ」













せっかく大きな仕事だったのに
出世するチャンスだったのに













悔しくて涙が流れる












「畜生〜死 にてぇよ〜」
























その時病室の扉が開いて眼鏡のふっくらした男性が入ってきた


ただの不審者でしかない


誰だ

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す