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佐「A、連絡先交換しよ〜。」
貴「う、うん。」
男の子と連絡先を交換するなんて初めてだ。
なんなら、高校に入ってから誰かと連絡先を交換するなんて初めてで。
伊澄「良かったね、A！
あ、私Aの親友の水澤伊澄です。」
佐「よろしく！俺は」
伊澄「佐久間大介でしょ。
あんなけ毎日部活勧誘してたら嫌でも覚える。」
佐「えへへ〜。」
貴「で、他にメンバーは？」
佐「え？」
貴「私と佐久間くんだけ、なんてことはないよね。部活動創設には最低でも5人必要なの、ちゃんと分かってるよね。」
佐「そうなの！？」
伊澄「ええぇ…。」
貴「佐久間くん…。」
思わず頭を抱えてしまう。
佐「じゃああと3人！集めなきゃだね。」
貴「やっぱり佐久間くんと私だけだった…。」
佐「諦めなければ夢は叶う！
一緒に頑張ろうね！A！」
貴「ははは…。」
OKしたものの不安要素しかないのだが大丈夫だろうか…。
貴「他に一緒にしてくれそうな人いないの？」
佐「幼なじみならいるよ〜！」
貴「よし、お話しに行こう！」
佐「わーい！Aがやる気だ〜！」
伊澄「頑張れ、A！」
貴「伊澄はどう？一緒にしない？」
伊澄「私バスケ部あるからさ…。」
貴「やっぱりそうだよね…。」
スノ学のバスケ部は名門で全国大会常連だし
スクールアイドル部もするなんて無理だよね。
貴「頑張る。」
伊澄「応援してる。」
貴「ありがとう。」
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作者名：雪色ぺんぎん | 作成日時：2021年8月22日 0時
