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貴「あの、つかぬ事をお聞きしますが皆様。
中間テストの方はしっかり対策していますでしょうか？」
佐「黙秘しまーす！」
深「右に同じく。」
宮「分からないところが分かりません。」
貴「嘘でしょ…。
来週の月曜日から中間テストだよ？
今日金曜日だよ…。」
ただでさえスクールアイドル部は生徒会、特に阿部くんに目をつけられているというのに、成績悪くてさらに目をつけられたら部活動創設がますます夢のまた夢になってしまう。
それだけはどうしても避けなくちゃいけないこと。
貴「スクールアイドル部創設のためにも、やっぱり良い成績を取る事がいいと思うんだよね。これ以上阿部くんに隙を見せたくないというか、言われるところを増やしたくないというか。」
佐「なるほど。」
深「じゃあ、この土日は部活動はせず、死ぬ程勉強しよう。」
ということで、土日にファミレスで勉強会を開くこととなった。
勉強会当日＿＿＿＿＿＿
深「よし、やるか。」
宮「分からないところが分かりません。」
佐「もう嫌だー。やりたくないよー。」
みんなこんな感じなのによくスノ学受かったなぁ。
ウチの高校は一応進学校なんですが。
貴「あの…みんな。あんまりこういうこと言いたくないんだけどね。
特に、佐久間くんと宮舘くん。中間テスト終わるまで一睡も出来ないと思ってください。」
佐「えー！？」
宮「それは無理。」
深「はは…まじか。
でもこの前の実テ2位だったAがいるし、いっぱい教えて貰おーっと。」
佐「え！？A実テ2位だったの！？
凄いじゃん！！！」
貴「あんまり2位、2位言わないで…。」
宮「生徒会長に負けたの気にしてるんだ。」
貴「宮舘くーん…。」
でも今回の中間は絶対に負けない。
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作者名：雪色ぺんぎん | 作成日時：2021年8月22日 0時
