秘めた思い 杉元 ページ9
小さい頃からずっと一緒だった。
佐一ちゃん、寅ちゃん、梅ちゃん
そしてみんなより5つ年の離れた私。
みんなよりもお姉さんだったため、
3人のお世話係も任されていた。
そして、
誰よりも一番みんなの秘密を知っていた。
よく相談をされるため、
それなりにみんなのことがよくわかっている。
例えば
寅ちゃんは梅ちゃんのことが好きということ。
だがこの事は聞かなくてもよくわかる。
何せ寅ちゃんはとても分かりやすいからだ。
他にもいろいろとあるが企業秘密だ…
だが私は最近思うことがあるそれは
佐一ちゃんに頼られたことが一度もないのだ。
他の二人は何度も頼られたことがあるのだが
佐一ちゃんだけはやはり一度もなかったのだ…
そこで梅ちゃんと寅ちゃんが遊んでいる間に
佐一ちゃんの元に行く。
佐一ちゃんは木に登って干し柿を食べている。
私は上にいる佐一ちゃんに向かって
月香「佐一ちゃん、最近困ったことない？？
困ったことがあるなら私に相談してもいいよ」
と直球で聞いてみた。
すると佐一ちゃんは木の上から
佐一「別に何もないけど」
と素っ気ない返事を返してきた。
あまりにも素っ気ないため他の話題をふるが
「ふーん」や「へぇー」などとあまりにも
興味なさげな感じで聞いていた。
月香(考えてみたら
あまり佐一ちゃんと話したことなかったな〜)
と今頃気づく。
だが…
まずはちゃんと仲良くなろうと私は決意した。
それからは仲良くなるために一生懸命接した。
まずはちゃんと挨拶をして
そこから世間話をする。
それを毎日繰り返していた。
そのお陰か
佐一ちゃんから私に話しかけて来ることが
多くなり笑顔も見せるようになってくれた。
その変化に私は嬉しく思い、
よりいっそう佐一ちゃんと
仲良くなろうと思った。
そんな私たちの姿を見て
寅ちゃん「最近、佐一と月香姉仲がいいねー」
と笑顔で梅ちゃんに言う。
そんな寅ちゃんとは裏腹に梅ちゃんは、
梅ちゃん「そうだね…」
と寂しそうな顔をしていた。
その日の夕方、
梅ちゃんから相談がしたいと言われて
待ち合わせ場所の柿の木の下で梅ちゃんを待つ
しばらくして
梅ちゃん「月香姉さんごめんね、遅れて」
そういって笑顔で私の前に梅ちゃんが現れた。
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まる - 編集画面の注意事項をよく読まれてルールについてご理解下さい。そしてオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月14日 22時) (
レス) id: 68f043c129 (このIDを非表示/違反報告)
まる - オリジナルフラグを外されないならルールを守る気も理解する気もない悪質ユーザーとして違反報告しますね (2018年11月14日 22時) (レス) id: 68f043c129 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年11月2日 8時) (レス) id: 7d9f5dddbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(*´ー｀*) | 作成日時：2018年11月2日 7時
