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「…そう。偉いね」

さっきまでの冷たい人をが嘘かのように優しく目を細めて、私の頭を撫でる。

『…ぁ、い、いや』

「…は?」

まずいまずいまずいまずいまずいまずい!

『ち、ちが…』

「そう。違うね?」

『う、ん…ちがう、うそだよ』

「分かってるよ、Aが僕を拒絶するわけない。はぁ…驚くからそんな冗談は二度とやめろ。分かったね?」

『は…ぃ』

掠れた声で返事をする。
元通りとは行かないが、不機嫌ではなくなったようだ。

「…ねぇ。さっきから声掠れてるんだけど…何故?」

「もしかして、僕が怖い?」

『ち、ちがう。こわくない…』

必死に頭を横に振る。

「ふぅん…そう。」

満足気に目を細めて私の頭を撫でる。

『ね、ねぇ』

今なら、答えてくれるかも

「うん。なぁに?A」

『な…なんで、ここにいるの』

『私たち…別れたばっかだし…何でこんな、急に』

き、けた。

怖い。どう返ってくるのだろう。
期限を損ねてしまっていないか。
俯いてしまって顔を上げるのが怖い。表情から読み取れない。どうしよう。

「…ふふっ。あっはは!」

『…へ、?』

笑った?

思わず顔を上げてしまう。

「…ねぇ。なんでそんな冗談言うんだ?」

彼の目は、冷たかった。
何を考えているのか分からない。いつもの余裕そうな笑みがストンと抜け落ちて、人形のように生気を感じない、真顔。

『じょ、冗談じゃない…!!昨日別れよって、話した…!もう嫌だよ!!なんでそんなに私に執着するの…!もうひびき嫌い…!!!』

「…そう。なら仕方ないね。」

どういうこと、?

「A、君が悪いんだよ。僕はこんなにも君を愛してるのにね」

「安藤。」

ひびきが名前を呼んだ瞬間、背後に感じる気配。

口元をハンカチで抑えられている。

「A、おやすみ」

意識が無くなる最後に見えたのは、いつもより優しく笑うひびきだった。














「おはよう。A」

「これからずぅっと一緒だよ♡」









「A、おはよう。今日は君の好きそうな本を持ってきた。」









「A、愛してるよ」











「A、おはよう…わっ!そんな急に抱きつかないで?」

「ふふ、Aは甘えん坊だね?」











「A、おはよう」












「A」






















「A、僕のことは好き?」

『…だぁいすき!!ひびきっ!♡』

なんで私、この部屋から出たらダメなんだろ…?

まあでも、ひびきとずっと一緒に居られるからいっか♡

愛 し て る よ ゲ ー ム し て み た !→←元 カ レ が ヤ ン デ レ に な っ て た !



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(プロフ) - バカよりのアホさん» わー!コメントありがとうございます!励みになります!!!天才じゃないです!() (6月8日 20時) (レス) id: e629acfdab (このIDを非表示/違反報告)
バカよりのアホ(プロフ) - もうホンッッット最高ですッッッ!!!!!主様は天才ですか?! (5月27日 1時) (レス) @page14 id: 608735cb2e (このIDを非表示/違反報告)
りん - すいません💦勘違いでした。後の方で彼女て書いていましたね💦すいません (2023年4月24日 13時) (レス) id: 9b7229360f (このIDを非表示/違反報告)
りん - ひびきさんは女の子では?? (2023年4月24日 13時) (レス) @page1 id: 9b7229360f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あませ | 作成日時:2023年3月25日 23時

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