元 カ レ が ヤ ン デ レ に な っ て た ！ ページ1
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『…なんで、』
開いた口が塞がらない、とはこの事だろうか。
今日はいい日だった。アイツに怯えることも無く、自由に人とお喋りできて、できていなかったらぁらとのライブもできた。
プリパラから帰ってきて、普段はしっかり消している電気が着いていたのを不審に思いながらも、消すのを忘れてしまったのだと思ってリビングの扉を開けた…のだが、そこには信じられない光景が広がっていた。
「？どうした。そんなところで突っ立ってないでこっちにお座り」
そこにあったのは、私のお気に入りのソファーに座って足を組み、優雅に紅茶を啜る紫京院ひびきの姿だった。
常識的に考えて不法侵入だ。そのくせコイツは自分の横をポンポンと叩き、座ることを促してくる。
いや、君の家じゃないから…
『なんで、いるの、？』
正直、物凄く怖い。
紫京院ひびきは、私の元彼。昨日別れた。
彼女の束縛は激しく、日直で同じになったクラスの男の子と話すだけで酷く不機嫌になったり、プリパラでは彼女とファルル以外とライブをすることを禁じられていた。
まあ、私が耐えきれず別れたのだがそれに彼女は案外軽く了承してくれて、自分で振ったくせに少し困惑してしまっていた。
「なんでって、君の恋人だから」
「そういえば、このカーテンは変えた方がいいよ。外から見た時に女の子が住んでるとわかるからね。下着も外で干すな。分かったね？」
「それと鍵をかけるだけじゃなくてチェーンもちゃんとかけておけ。覗き穴にもカバーはしろ。もし何かあったら困るよ。ああ、あと今日真中らぁらとライブをしていたね？やめた方がいい。君は天才なのだから。誰かとライブをしたいのなら僕でいいだろう。」
「あと、スカートが短い。そんな服で電車に乗ったりしたら痴漢されてしまうよ。それを履くのは僕の前だけにしてくれ。…ああ、でも緑は君によく似合っているから、落ち込まないで？僕の瞳と同じ綺麗な色だね」
「…ねえ、何故返事をしてくれないんだい？何も言わずに来たから緊張しているのかな。…だとしても、何かしら喋ってくれないと不安になる」
怖い。
結局座ろうとしない私の腕を強引に引っ張って自分の横に座らせ、会話…いや、一方的に語りかけられている。
どうしたらいいのだろう。
恐怖で声が出せない。
「…A」
「僕の名前を呼べ」
『ぁ……ひ、びき』
怖い。
光の無い目で唐突にそんなことを言われる。
拒否したら駄目だ。機嫌を損ねさせたら、だめだ
「…そう。偉いね」
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空(プロフ) - バカよりのアホさん» わー！コメントありがとうございます！励みになります！！！天才じゃないです！() (6月8日 20時) (
レス) id: e629acfdab (このIDを非表示/違反報告)
バカよりのアホ(プロフ) - もうホンッッット最高ですｯｯｯ！！！！！主様は天才ですか？！ (5月27日 1時) (レス) @page14 id: 608735cb2e (このIDを非表示/違反報告)
りん - すいません💦勘違いでした。後の方で彼女て書いていましたね💦すいません (2023年4月24日 13時) (レス) id: 9b7229360f (このIDを非表示/違反報告)
りん - ひびきさんは女の子では？？ (2023年4月24日 13時) (レス) @page1 id: 9b7229360f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あませ | 作成日時：2023年3月25日 23時
